管理人: 2013年10月アーカイブ

午後2時を過ぎて、それでも長浜名物をと歩き、食べ。

また歩き、街の駅というのがあって、

土垂(里いも)が置いてあったので見た目は若干「悪し」だが買う。

急がなくてはいけないのに、蝋燭を売る店があまりにもボクの生家の造りに似ていたので見せてもらい、また郷土料理を売っている総菜の店に寄りなどしていて、一軒の古本屋を見つける。

地方を歩いていて、古本屋に寄らない、なんてことができるわけがない。

『さざなみ古書店』は町家の奥の奥にあり、

ちょっとコケティッシュなオネエサンが本の小さな森の中に座っていた。

なんとなく話がはずみ、この町家が長浜の街をうねうねうねる

米川に面してあり、船着き場があるなどを見せてもらう。

長浜の和菓子店などを教えてもらったのもありがたかった。

 

さて、問題は「焼き鯖そうめん」である。

『忘れぬうちに伝えたい 湖北町の伝統食・地産食』(湖北町食事文化研究会)にあるものはようするに、若狭から来た焼き鯖(四十物)を素朴に煮つけて、その煮汁にそうめんをからめたもの。

では、長浜名物とされる「焼き鯖そうめん」はどのようなものだろう。


昼下がり、一軒目は準備中、二軒目も準備中。

三軒目の『翼果楼』が営業中で、店の奥にある座敷に座り、

「焼鯖そうめん」をお願いする。


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『翼果楼』は「よかろ」と読むのである。

まことに長浜の方達は文字で遊ぶのが好きらしい。

お店のオネエサンに「焼鯖そうめんください」といったら

「●●膳だといろいろつきますよ」的なことを言われた。

どうやらここは完全無欠の観光客相手の店らしい。

単体で待つこともなく出てきた「焼鯖そうめん(840円)」は

「あれっ?」といった代物だった。


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たぶん明治期に作られた、なます皿に煮染まった素麺がまるで丈の低いモンブランのように小山を作り、斜め麓に焼き鯖の煮たものがくっついている。

見た目がやたらにわびしい。

体操着で鹿鳴館に出てしまった淑女のような、そんな風情だ。

 

まずは焼き鯖に割り箸を突き立てて驚いた。

これは加工品のようなものであって料理ではない。

完全に佃煮と言えそうなくらいに煮上げていて、

これはこれでうまいことはうまい。

でも料理とはとても思えない、これはあくまで

加工品的作り方をした物体である。

下のそうめんの太さにも問題がある。

たぶん上等な、例えば三輪あたりのものを

使っているのだろうけど、繊細に過ぎるのである。

総合的な味としてはまあ、及第点すれすれだが、

これを「焼き鯖そうめん」ととらえるのには無理がある。

 

ちなみにボクが通りすがりの大正生まれの女性に聞いて、

滋賀県の料理の研究書のかずかずを調べて作ったのも見て欲しい。

焼き鯖はあくまでも煮ものであって、そうめんは煮汁にからませただけ。

味わいは素朴で腹にたまる、腹を満たすものなのである。


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ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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午前9時から『道の駅 水鳥ステーション』、

『びわみずべの里』で大いに買い物。

これを帰宅後、「総て撮影・整理するのか」というのもあり、

買い物疲れする。

琵琶湖畔でえり(定置網)の手入れをする人にいろいろお話を聞き、

姉川沿いでビワマスのやなを見る。

途中、お年寄りにふなずしなど湖魚のことを聞くなどをしている内に、

午後2時近くになる。

この時点でまだ1軒のスーパーも見ていない。

しかも「長浜名物の食べ物を食べてみる」も果たせていない。

 

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大急ぎで市街にもどりまずは長浜のメインストリート・

大手門通りにある『茂美志や本店』に入る。

そういえば例を挙げるのが面倒くさいが、

長浜の人は漢字や文字で遊ぶのがすきなんじゃないだろうか?

「茂美志」=「もみじ」では音だけしか覚えられそうにない。

 

なんだか不思議な空間が奥の方に続いている店内で、

当たり前だが看板料理の「のっぺいうどん」をお願いする。

店の方はいかにも客扱いに熟練していますといった感じ。

目の前にガラス戸の陳列棚があり、

ごちゃごちゃといろんなものが入っている。

気になったのは、たぶんなんの意味もないパイロットのインク。

 

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大きな木のふたの「のっぺいうどん」がやってきて、

ふたを取るとどろんとしたあんのなかに、より黒い丸い物が沈んでいる。

れんげで浮かしてみると大きな干ししいたけで、

いきなりがぶりとやるとなかなかうまい。


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香りうま味、あらかじめ煮てあるその甘みともにいい感じである。

どんぶりに、ものすごいボリュームで沈んでいるあんの味も

カツオ節だしがきいているし、うどんのこし・硬さもほどよい。


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残念なのはあんと、しいたけの迫力で

他の具材の存在感が非常に薄いことだ。

朝からものすごい勢いで活動して矢鱈に腹が空いているので、

苦手なあんもなんのその、すいすいお腹に入ってしまう。

これ980円は安いかも。


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『長浜地方卸売市場』の関連棟を歩いてめぼしいものを探す。

まずは『一富士商店』で"へそのある真四角な豆腐"を買う。

重さ約500グラムくらいだろうか、びっくりするほど重くて大きい。

帰宅後食べたら、なかなか美味しかった。

 

竹中食品の店頭ですしや総菜類が売られていて、

朝ご飯用に「さばずし」と「さけずし」を買う。

いわゆる「押しずし」。

総菜としてのすしの、関東と関西の違いは

この「押しずし」の比率だと思う。

 

ホテルに帰り着き、お茶を入れてほっと一息。

ラベルには松居祐司さんという名と住所しかのっていない。

空腹を満たすに、優しい酢の加減、優しい甘さである。

「松居祐司さん、美味しかったよ」。

 

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さて1パック200円也(卸値)なのでサバはタイセイヨウサバ、

サケはサーモントラウトらしい。

サバはこの地域でもっとも食べられていた海産魚であるし、

サーモントラウトに取って代わられたものの、

本来ビワマスで作られていたものだろう。

ありきたりに見える総菜のすしだが、

ちゃんと歴史を背負っているのである。 

長浜地方卸売市場


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水産棟で社長・馬場壽夫さんに挨拶して、場内をまわる。

午前6時前、まだ荷が着いていない。

「たるいか(ソデイカ)」のげそや頭部(目のある部分)、

耳などを切っている方がいた。


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「たるいか」は鳥取での呼び名で、それをそのままここでも使っている。

並ぶ「たるいか(ソデイカ)」も鳥取産である。

秋だな、と思う。

「これどのように使うんですか?」

「このあたりは里いもとたくんやな。

隣でそろそろ(里いもの)競りが始まるよ、見てきたらええ」

「やっぱり、このあたりでも里いもとイカなんですね」

「そうやね」

脇で見ていたら、切り身を少し分けていただく。

ありがとうございました。

「イカと里いも」の組み合わせでたく(煮る)のは、

たぶん滋賀県一帯にみられる料理だ。

『湖北町の伝統食・地産食』(湖北食事文化研究会編集・発行 サンライズ出版)に

「集落内を通る水路で、たまに見かける」のが水車型芋洗い機だ、

とあり、「里いもといかの煮ころがし」がのっている。

ちなみに東京でも、もっとも基本的な家庭料理である。

大根やコンニャク、筍などなんでもイカとも煮るのだけど、

八王子総合卸売組合『やまぎし』で働いていた奥多摩出身の

よしさんの話では「イカと里いも」は秋祭の料理だったという。

 

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青果市場に行き、並んだ野菜類を見る。

大型のかぶがあり、品種がわからない。

スワンがここまで大きくなるのか? 疑問である。

九条ネギに早生の白菜(65日かも)、山東菜、土垂と親いも、奥手(たぶん45日)の白菜苗、松茂(徳島県鳴門市)から鳴門金時。

見事な土垂で買いたくなってしまう。

 

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帰宅後、長浜街の駅で買った土垂といただいた

「たるいか(ソデイカ)」を素朴にたいてみた。

やはり、このような組み合わせは、

手をかけないでざっくり煮るに限るのだ、と思った。

 

長浜地方卸売市場
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『長浜地方卸売市場』の加工場前には午前5時前についた。

黒猫が足もとをかすめて、ボクの約2メートル先から振り返る。

金色の目がふたつくっきりと闇に浮かぶ。

加工場の扉を開ける宮田勝さんがにこやかに

(最初はにこやかなのか怒っているのかわからなかった)迎えてくれて、

すでに串にさしてあった大きなサバをガスの焼き台に並べていく。

「これ何年やられているんですか」

50年、くらいやな」

「このあたりでは昔からサバ焼いていたんでしょうか」

「そうだよ。敦賀が近いせいやろね」

 

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上下の火にあぶられて、サバはすぐに脂をじゅうじゅうと落とし始める。

宮田さんが焼き台をのぞきながらサバの位置を変えていく。


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「今日のは国産ですよね」

「そうやね。秋田県のだね。一時はノルウェーを使ってたんやけど、

最近は国産ばかりになったね」

 

焼き台に入れて約10分くらいだろうか?

思ったよりも短時間で見事な「焼鯖」が出来上がった。

「あっという間ですね」


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「今日はね。昨日いっぱい焼いたから特別少ない。

多いときには何百本も焼きやるから大変よ」

焼き上がったサバを木箱に並べていく。

この焼き上がったサバから立ち上る香りに陶然とする。

朝ご飯前なので腹にみしみしと差し込んでくる。

突然振り返った宮田さんが入り口に突進。

ドアをどしんとしめた。

「猫や。油断がならん」

 

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お土産にいただいた「焼鯖」2本を抱えて場内に向かう。

ボクの真後ろにはまた黒猫がつかず離れず。

「かわいいけど油断がならん」


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『湖北の焼鯖』を帰宅後、適当に切り、

温めては何度にもわけていただく。

しょうがじょうゆで、湖北の酒の肴にしたら、

大きなサバがあっという間になくなってしまった。

 

 『北びわこ水産』


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高島市朽木から長浜市木ノ本に車を走らせ、

田んぼの用水路や小河川を見て歩く。

あらかじめ教えて頂いていた、場所に車をとめて胴長靴を履き、

川や用水路で魚取りを3時間弱。

目的の生き物はとれなかったが、収穫大。

接写水槽で撮影、不要な生き物にはお帰り願う。

初めての魚2種、爬虫類1種はまことにうれしい。

足に限界が来て長浜市内の『ホテルYes』に夕方チェックイン。

 

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いつものごとく下調べなしで街歩き。

長浜の町くらい無駄歩きの楽しいところはないのだけど、

黒壁通りを過ぎて大通寺前、そこから米川を超えたとき

「今日はあまり歩きたくないな」と思う。


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そこで大通寺表参道をとぼとぼ歩いて、

見た目に惹かれて『想咲 えん』という店に「えいや!」と入る。

この店、オムライスや中華などもあるようだが、

この土地ならではの料理はないよう。

オムライスには惹かれたものの、

滋賀なのにカツオのたたきにタコの天ぷら、生ビール。


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料理も生ビールも、そして地酒も美味しかったけど、

お腹に余裕を持たせて退散。

 

もう一歩き。

「住茂登、千茂登、賀果楼、茂美志屋、叶匠寿庵」

長浜の店名は凝り過ぎでわかりにくいな、なんて思う。

『親玉饅頭』は残っていないだろうと、

観光客の行かない大通りの先まで歩いて、

見つけたのが和菓子の『藤本屋』。

ここで金つばと落雁を買う。

店の女将さんに、近所のお店を聞いて、

裏通りの『おとんぼ』ののれんをくぐる。

 

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実はボクは「おとんぼ」である。

昔、「唐津屋(からっちゃ)のおとんぼ」と呼ばれていた。

これは「食器店(東日本では瀬戸物屋)の末っ子の男児」という意味。

どうやら「おとんぼ」は近畿、四国などで使われているらしい、

というのもこの店で改めて知る。

『おとんぼ』はとても気さくで楽しい店。

長浜のだんな衆御用達なのがわかる気がする。


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ここで焼き鳥、焼きホタテなどいろいろ。

長浜の酒「湖濱」。

いい居酒屋であったが、旅人向きではない、のであった。

 

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店を出ると十三夜(?)の月が浮かんでいた。


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塩津、マキノ町を経て若狭街道に入る。

そこから1時間以上山道を走り朽木の集落に入る。

道の駅「くつき新本陣」は過去に何度か

「さばのなれずし」を送ってもらったところ。

ここに立ち寄り、「さばのなれずし」、

「さばのぬか漬け」を買い求める。

そして村を一周。

 

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静かで美しい家並み、街並みだとは思ったものの

「それでは」と改めて考えてみると行く当てがない。

このまま長浜にもどるのももったいないので、

知名度の高い「丸八百貨店」を目指す。

思った以上に狭い道に、これはなんというものだろうか、

コンクリートではなく、ひょっとしたらこれがモルタルなのだろうか?

昭和モダンとでも言えそうな建物「丸八百貨店」にたどり着く。

我が故郷にもこのような「モダン」な建物が

少なからずあったので懐かしい気がする。

 

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入るとご年配の女性が数人テーブルを囲み。

厨房らしき奥にも人の気配がする。

「えいや!」っと思い切って入ってはみたものの

意外にも居心地が悪く、かといってそのまま出るわけにもいかずに

テーブルの上のメニューを見て、

大好きな「ぜんざい」300円をお願いする。

しばしの間もなんとなく、なんとなくアンニュイだった。

やってきた「ぜんざい」はまことにうまかった。

素朴な味で、ささげなのか小豆なのかわからないが

関西風の半殺しで風味がよく、甘さがほどよい。

中に入っていたとち餅はむしろ余分に思える。

口直しに脇についていたコンブの山椒と煮たものを食べてみると、

ぜんざい以上にうまい。

買って帰れないものか聞いてみたがダメであった。

まことに残念。

 

店を出たところに用水路がある。

魚の陰を見て、手網で探るとカワムツとドジョウがとれた。

 

丸八百貨店


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長浜地方卸売市場は思った以上におもしろかったので長居してしまった。

琵琶湖周遊道路に入り、北上。

湖北の道の駅で大いに買い物。

塩津を目指す。

ナビに道の駅「道の駅 塩津街道 あじかまの里」の電話番号を入れる。

すると「道の駅 塩津街道 あぢかまの里」というのと

「奥びわ湖 水の駅」2つが出る。

帰宅後、この道の駅を調べてみたらもっと混乱している。

 

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これを見てまたかと思う。

道の駅を作ったお役人か、もしくは行政者なのかな、ようするに愚かなのだ。

もしくは賢すぎて人の迷惑というのがわからないのかも。

言語を作りすぎていて複雑に思える、言語で遊びすぎている。

しかもセンスゼロである。

これこそが「恥ずべき遊び」、「マスターベーション行為」の典型である。

こんなバカなことはやめなさいといいたい。

「道の駅」と歴史的にも由緒ある「塩津」という地名と

「琵琶湖の最北部である」ことが短い言語でわかればいいのだ。

「西浅井総合サービス」なんて変な会社名は破棄、

今からでも遅くないから名称を統一して複雑な構造があるなら隠しなさい。

 

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さて、この道の駅も素晴らしかった。

しこたま買い込んでしまった。

そして入り口近くのカウンターに「鴨そば」の写真と、台にエビのかき揚げを見つけた。

そばを作っている女性に「これ琵琶湖のエビですか?」と聞くと、

「そうです。昔は小さいエビは捨てていたのですけど、

利用するようになったのです」(要約)とのこと。

それ素晴らしいではないか。

当然お願いする。

まあ鴨はどうでもいいのだが、だしがきいておいしいつゆ、

エビ(たぶんスジエビ)のかき揚げの香りが見事。

値段は500円だったかな、メモしていなかった。

 

得るもの大、しかもおいしいものを食べて満足で道の駅を後にする。

 

 

道の駅 塩津街道 あじかまの里


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青果と水産の総合市場である「長浜地方卸売市場」で朝ご飯を食べる。

やはり市場飯はわくわくするが、『市場一般食堂』とはなんともそっけない。

まことに事務的な屋号ではないか。

外観からして期待は、ほぼゼロで入店する。

入っていきなり言われたのが「朝定食ならすぐにできます」。

うどん、ラーメンなどもあるようだが、あまりに静かな店内、

そして店主の方の店よりももっと静かな雰囲気に

「じゃあ、それを」お願いした。


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ご飯にワカメのみそ汁、スルメイカとコンニャクの煮もの、

たくわん2切れ、卵焼き、そして塩鮭(種は不明)が

黄緑色のトレイにのって出てきた。

そういえば大学時代、かの薄暗い駿河台の生協で食べた定食を思わせるなー、なんて思いながら、食べる。

待っている間に市場の方も2〜3人来て、定食を頼んでいる。

それにしても静かである。

店内に射し込む朝日でぽかぽかして、眠気を催す。

 

さて、煮ものが見た目からは想像できない味、ほどほどに美味であった。

卵焼きも作りたてらしいし、ご飯も、みそ汁もまずまず。

塩鮭がついたことで全体のバランスもいい感じである。

いちばん最後に黄色いたくわんをポリポリやりながら、いざ滋賀の旅の始まりなのだ! と席を立つ。

朝定食500円也

 

滋賀県長浜地方卸売市場
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ブログを書く時間がなくなったので手抜きをするのだ!

 

滋賀で見つけた食の?と! №1


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ボクはこのコロッケにサラダを挟むという総菜は初めて見た。

コロッケ大好き人間なので、ここにサラダを挟む、

そんなことは夢にも思わないこと、であった。

これ考えたの「かねまさ食品(長浜市内)」さんかな?

やるなー! おもしろい。

買えばよかったな!

 

でも八王子の自宅を出たのが午前0時。

東名→新東名(台風の余波で東名由井あたりが通行止めだったので)→名神→北陸自動車道で長浜地方卸売市場着が6時半。

少し頭がぼんやりしていて、本業のすしを求めるだけで

気持ちに「以上」がなかったのだよ。


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