
千葉県在住の岩本隼さんの本に
たびたび登場するのがゴンズイのみそ汁だ。
岩本さんは館山で漁業をしながら
詩情豊かなエッセイを書かれている。
棘に毒があり危険な魚である、
ことばかりが取りざたされるゴンズイを
食べてみようと思う人は少ないだろう。
見た目にも黒くナマズのようでクネクネと
食指の動かないことこの上ない。
が、これが外見とは真逆でうまいんだなー。
岩本さんはゴンズイのみそ汁にはカボチャが合うと書いている。
我が家でも、素直にカボチャを合わせて、
確かに相乗効果的にうまいみそ汁になって、
さすがは房総の海に溶けてしまった人のやり方は違うな、なんて思う。
作り方は簡単、まずはゴンズイの毒のある棘を
キチンばさみで切り取る。
鱗がないので内臓だけ取り去り、
昆布のかけらと野菜と一緒に水から煮て、
みそを溶くだけ。
カボチャもニンジンも
我が家にたまたま合ったジャガイモも、
ゴンズイと運命をともにして、
出来上がりの目安は具が柔らかくなったらいい、だ。
ゴンズイのみそ汁にはなぜだろう、不思議なことに甘みがある。
今回みそは鹿児島県産麦みそで、
柔らかい味わいがゴンズイと好相性だ。
ご飯とも酒とも合いますぞ。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ゴンズイへ
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