返信・ありがとう・独り言: 2006年5月アーカイブ

 尻高鰤さん、相変わらずお元気でしょうか?
「千金丹」というのは薬の名なんですよね。言うなれば「ういろう」のような歴史を持っているんでしょうね。「ういろう」は全国どこでもあって、少しずつ製法が違っている。徳島出身なので、野暮ったく蒸し上げたものが大好きなんですが、名古屋の青柳のも好きですね。「ういろう」はこの多様性が面白い。こんど「ういろう図鑑」作ろうかな。話がそれすぎですね。ネットで調べると佐野老舗さんの「千金丹」はいいお値段のようです。城田屋さんのが庶民の素朴な味わいだとしたらどんな味なんでしょうね。明治神宮うんぬんというのは聞いていて非常に不愉快千万ですが食べてみたい気もしますね。秦野には和歌山県雑賀崎「はまかぜ通信」の寺井さんからの魚貝類を握る「江戸っ子」という宅配寿司もあるのでもう一度行くつもりです。今度佐野老舗の「千金丹」にも挑戦してみます。

 閑話休題。
 さて、考えてみると去年からあまりに慌ただしく築地にも行ってませんね。千住にも行っていないし。尻高鰤さんを訪ねていくといいことあるまな。例えば、「ヤマ食」の莫久来のようなおいしい物があるとか、それならすぐ行きますけどね。
 また、そろそろシーフードショーの時期ですね。今年もご一緒しましょう。またどなたかぼうずコンニャクを案内してくれる方いませんかね? 多少、企業ピーアールのお手伝いもしますので案内人大募集です。

秦野「江戸っ子」
http://www9.plala.or.jp/umaiedokko/newpage4profile.html
和歌山県雑賀崎「はまかぜ通信」
http://www1.odn.ne.jp/~cdz95680/


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

 22日のこと八王子総合卸売協同組合『やまぎし』をのぞいたらトウジンが置いてあった。産地を聞くと三陸だという。すると生息地からトウジンではないということになる。それでパッチを探して持ち帰っても荷主である『マルヒロ』に住所が明記されていない。三陸では何がなんだかわからない。この『マルヒロ』さん、どこに荷主なんでしょうね?
 そして詳しい産地がわからないまま魚の方を検索したら、トウジンではなくオニヒゲであるのが判明した。どうも三陸では減少しているマダラに変わる漁業対象として注目しているようだ。
 まあとにかくこのオニヒゲ(箱には「ツクシ」と書かれていた)、いったいどこから来たの?

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ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

 昨日は八王子にある「病院村」とでも言えそうな場所に行って来た。敷地に入ると右も左も病院であり、その病院の駐車場、そして薬局と総てが医療と関係のある物ばかり。どこかスペイン風の建物であるのが逆に不気味だ。どうしてそんなところに行ったかというと、当たり前だが身体に異変を感じたからだ。どんな異変かと言われたら日本人の40代以上の多くが経験する現代病のようなものであるが、侮れぬもの。それで診察を受けて明日は本格的な検査を受ける。
 今日一日は満足に食事も出来ないし、仕事も抱えているしで朝方いっとき外出したものの、ほとんどパソコンに向かっていなければいけない。そんなときだから、今、「市場魚貝類図鑑」がどのような状況にあるのかを書き留めて置きたい。

 さて「市場魚貝類図鑑」を現在の形で公開しはじめたのが2002年の1月1日からのこと。このときは簡単なページ立てを考えただけで、昔から書いてきたノートをざっと書き写すという方法でサイトの構築を始めた。当時はヤフーもグーグルも知らなかったのだから、ネット上に浮かべる意義すらわからなかった。公開して一日目のアクセス数は「5」。ゼロではないんだな、と思っていたら自分自身がアクセスした数だった。それが1年経って一日数十件になり、今では全体のアクセス数はわからないが表紙に帰ってきてくれるのが4〜5千に膨れあがっている。これが多いのか少ないのかは判断に苦しむが、昨今アクセス数に無関心になってしまっている。
 それよりも気になるのは遅々として進まぬ図鑑の作成状況なのだ。手持ちの水産動物、水産植物の約7割ほどのページを形だけはアップすることが出来たと思っている。でもこれは当初からとりあえず、手持ちの種を解説して利用法を最小限載せてという基本的な部分が約7割完成したに過ぎない。しかもこれはノートの引き写しであり、けっして新たに作り直したものではない。すなわち総てのページが作成中なのだ。しかも毎日のように新しい発見がある。そして情報。これをどんどん追加して、解説を書き直してと連続が我が毎日なのだ。
 当然、生きて行くには仕事に大きな時間を割かなくてはならない。あとの限られた時間で、まず自分自身が生活人でなくてはいけない。値段を気にしつつ魚貝類を買い、そして料理する人でなければならない。そして図鑑作成には人生的に大きな視野が必要だと考えている。例えば水産物を中心とした図鑑だが他の食材のことも総て知識として持っていないと絶対に作れない。例えば食材以外でも魚のことを書くに、夏目漱石から林芙美子、また映画や、町歩きなど、膨大な寄り道が必要となる。また魚のことを書くときに文献的な知識をいかに捨てるかというのもこれからの課題となる。こんなことを改めて考えると残念なことに病気も図鑑を作るに貴重な経験だと思われる。「魚好き」でも「魚嫌い」でもない自分を作ることも必要。挙げるときりがないではないか?
 すなわち「市場魚貝類図鑑」を書くために自分の人生を鑑みることが最大のポイントになる。また膨大な人生の協力者、共感者が必要となってくる。このネットワーク造りも課題となってきた。
 ざっと見直して「市場魚貝類図鑑」はやっと2割方完成の状況か? 日暮れて道通しである。

 最後に改めて「市場魚貝類図鑑」の意義を唱えると、「食は動物である人間にとっては必須のものである。その食で自然保護運動が出来ないか? たぶん出来るはず。なぜならば出来るだけ多様に他の生物を利用することが、いちばん自然に優しいからだ」ということ。わかってもらえるだろうか? ぼうずコンニャクの考えていることが。
●最後にお見舞いのメールをいただいた方、心配を掛けました。私のことですからまず深刻な病気ではないと思ってます。また明日からがんばりますので応援してください。


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

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