返信・ありがとう・独り言: 2006年6月アーカイブ

 いつ頃から好きになったのかわからないものは多い。例えば宮沢賢治、例えば山口瞳、例えばマーラーとブルックナー、例えば東君平の絵。東君平の本を持っているわけでもないし、またそれほど熱狂した時期もない。でも雑誌の挿絵をしおりに使っていたり、またなぜか古いネガフィルムアルバムに貼っているのは君平描く猫である。どこから切り取ったものなのか? なぜかしら、やなせたかしを見ると東君平を思い出すのは関連があるのだろうか。
 そして毎日使っているのが東君平のマグカップである。このマグカップ、3種類ほど持っているのだが東君平だけはボク専用である。この絵から湧いてくる不思議な気持ち、また言いしれぬ思いは子供にはわかるまい。
 東君平は1986年に逝去している。

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くんぺい童話館
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ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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 毎日、必ず魚貝類を食べる。それどころか毎日魚貝類にまみれて暮らしている。そんなときのオアシスがカツ丼、カツ煮である。この2種の料理は、同種2名の典型である。まあ同じ物なので、味は当然同じだ。そんなことはダレでも知っている。そして市場で朝飯の土曜日のこと。

「あのな、カツ丼はやめた方がいいぞ」
 我が親友の肥満体が近寄ってきて突然宣うのだ。
「なぜだ」
「あのな。ご飯とカツ、そして卵や下地(タレ)を一緒にすると体に悪いんだよ」
「嘘つけ、この肥満体」
「お前はすぐにワシのこと肥満体と言うけど、お前も肥満体、デブだろ。あのなあ、お前もカツ丼をやめられない体になってるわけよ。だからカツ煮で我慢する努力が必要だっていうの」
「だから、この大デブの肥満体め。カツ煮とカツ丼、同じだろう。カロリー同じなら、一緒だろうが、ワシはカツ丼がすきなんだ、っっっっっと、バカ野郎」
「バカはお前だ、カツ煮とカツ丼を年間100回食うとするだろ。そうするとカツ丼食うヤツは死んでるわけだ。カツ煮は生きている」
 こいつせっかく市場で朝飯、っと意気込んでいるのに何言うてけつかるのじゃ。
 と向こうからマイクロミニを見事に着こなした、それはそれは可憐な娘が来て
「ゆうちゃん帰えろ」
 そしてこの腸肥満体は帰っていくのだ。なんだか人生むなしくなる。この肥満体の大バカ野郎ーーーーー!

 つまらない立ち話をして、「仕方ない、レバニラ炒めにするかな」と独り言を言うと、突然、目の前に恐〜いお姉さん。
「あのね。あんたバカだから知らないでしょうけど、動物の肝臓は危険よ。知らないのバカね」
 おいおいバカはよしてくれ。バカの二乗はもっとやめてくれ。
「今、世の中は、重金属や放射能、アスベストがいっぱいなの。これはね動物の肝臓に全部たまるのよ。だからレバニラ炒めはやめなさい」

 オウ! ノー! カツ丼とレバニラ炒めが食えなくなって、どうして楽しい人生が送れるものか。そして八王子総合卸売協同組合『光陽』に到着。思わず注文したのが「カツ煮」。

 カツ丼よりももの足りないけど、煮汁も全部飲めば満足度は同じであった。ハハハハ………。

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八王子総合卸売協同組合『光陽』
八王子市場案内へ
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 宮城県気仙沼のmakoさんのところからオオカミウオ、もうか(ネズミザメ)の星(心臓)が送られてきた。その上、高知市の永野廣さんから仁淀川のマシジミ、浦戸湾のアサリ、土佐湾のオオシタビラメ、キダイ、ヤイトハタ、ホウボウ、まで到来して昼過ぎてから大わらわ。撮影した枚数も200枚を超えて、やっと今、オオカミウオをおろし、キダイの塩焼きにかかっている。あとは仁淀川のシジミのみそ汁、アサリの酒蒸し、オオシタビラメの煮つけ、もうかの心臓の刺身、塩コショウ焼きなどを作ろうかな。

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気仙沼のmakoさんのサイトへ
http://www7a.biglobe.ne.jp/~Fish-Fish/
土佐の廣丸へ
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シーフードショー

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 シーフードショーは毎年夏の盛りに、ビックサイトで行われる水産物の展示会です。大日本水産会というまがまがしい組織はまあどうでもいいのですが、一般客も入場できます。ただし高い。まあ尻高鰤さんや田向さんと行くのが無難かな。優待券もあるし。
 会場にはいるとたくさんの水産会社、水産加工業、水産物加工機械、パッケージ、また輸入代理店のブースがあり、なかなか趣向をこらして面白い。また試食も楽しめます。会場で優遇されるのは明らかに買う側のスーパーのバイヤーや経営者で、なかなか会社を背負ってないと説明もそぞろ、あまり相手にされません。でも本来丸のままで見ることの出来ないチリのウニやアラスカの魚などがそのまま見ることが出来るのは最高に面白い。エビの大栄太源ではやはりバナメイが並んでいて、木枯らし平社員さんが東京にいたらよかったと痛感したのも去年のこと。
 去年、一昨年と初日、2日目に行ったのですが、本当はどの日に行くべきか? また今年は水産会社の方で、ぼうずコンニャクにいろいろ案内してくれる方いらしたら、ピーアールもしますのでよろしくお願いしたい。たぶん、今年は時間の都合がつけば尻高鰤さん、田向さんのお尻に付いていくつもり。また一緒に行く方大歓迎です。鮟鱇さんも行きましょう。大勢で行った方がなにかと便利です。

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シーフードショー
http://www.exhibitiontech.com/seafood/


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