さかな季語事典: 2005年8月アーカイブ

 沼津港からヤマトカマスが来ました。アカカマスと比べるとやや水分が多いので「水がます」なんて呼ばれますが、秋にとれるものは断然うまい。きっと定置網にこれがいっぱい入るようになると沼津の人たちも秋を感じるのだろう。
これを送ってくれたのが沼津の山丁(菊貞)菊地利雄さん。もっとも駿河湾の魚貝類の旬を知る人である。そしてその菊地さんのヤマトカマスが当然ただものではない。脂がのっている、鮮度がいい。間違いなくぜったいに築地でも手に入らないだろうというすごいカマスだ。これを酢締めにしようか? もしくはそのまま刺身でもいけるのではないか? なんて思うのだけれど朝は定番の塩焼きに。画像はまな板の上で振り塩をした状態。
 菊地さん、イブリガマスも確かにいただきました。ありがとうございます。

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今日の市場でいちばん目立っていたのが北海道広尾産の筋子。北海道のサケ漁がそろそろ本格化してきているんだな。今日の筋子が高くてキロ/3500円、安くて2500円くらいか。これをほぐして洗って洗って我が家秘伝のタレにつけてとなかなか手間がかかるのである。しかも500グラムが1日か2日でなくなってしまうのだからあっけない。今週末はイクラ作りかな?
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 初夏から盛夏にかけて見られるのがツクシトビウオ。市場でも沼津の定置網でもこれが多かった。それが最近トビウオに替わってきているようだ。このトビウオは刺身、なめろう、唐揚げなどになる。もっともお勧めのがなめろうで、これは絶品。値段は700円から1000円で1匹200円から300円。
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他のトビウオとの見分け方は羽になっている胸びれの柔らかな条の前方2つが枝分かれしていない。3本から後が枝分かれしている。


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