さかな季語事典: 2007年8月アーカイブ

酢いかを作る

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「すいか」を作ろうかな、というと「SUICA」は買うんだろう? と隣を歩く人につっこまれた。いやいや「酢いか」は立派な家庭料理。我が家では夏の味覚である。
 まずはバラいか(スルメイカの小振りのもの)もしくは下氷(スルメイカの箱に並べられている大振りのもの)を数本買い求める。このワタやげそを取り去り、外皮を剥き、水分を拭き取って塩をする。待つこと半日。水洗いして甘酢につけるのだ。ボクは数日漬け込んだ方が酢が馴染み歯切れがよくて好き。でも今回は今夏初めての酢いかなので半日ほどで酢の物に使った。もちろん適当に切ってそのままでも充分にうまいのだけど、家族のことを考えると、どうしても夏野菜と組み合わせることになる。
 今回のものはミョウガと大きくなりすぎた旗野農園のキュウリ。ともに塩をして下味をつけ、いちど水洗い、よくよく水気を切り、仁尾酢で作った甘酢で酢いかとともに和える。この場合あくまでざっくり混ぜる程度がいい。

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 さて、これほど夏らしい料理もそんじょそこいらにあるものではない。だから夏には欠かせないもののひとつである。一度作ると一週間以上保つ、今週も酢いかを仕込まなければ。


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