2005年10月19日アーカイブ

埼玉小川町 忠七飯

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 寿岳章子さんの本で思い出したのが、「忠七飯」。これは秩父の入り口にあたる埼玉県小川町割烹旅館二葉の名物だ。幕末から明治に活躍した山岡鉄舟の旧領のあったところであるということで、その縁の話もあるが置いておく。確か値段は1350円だっけ、卵焼きやお新香もついてなかなかこぎれいな作り。細川和紙で有名な古い町にあってこれはなかなか見事なもの。ただ「飯」とついている割には姫好み。
 飯とはあるが出汁仕立てのお茶漬け。出汁はかなり上品なもので酒塩。それにワサビ、ネギやゆずの薬味。お新香に浜納豆があるのは山岡鉄舟が静岡と関わったことによるのだろうか? この忠七飯の最大の特徴はご飯にたっぷり海苔が混ぜ込んでいるところ。ご飯の熱ですでに海苔の香りが立っているのに、淡いかつお節のだし。思わずかき込むがたまらなくうまい。もっと男性的に薬味とご飯がもっと多いとうれしいなと思う。これでは蛇の生殺しだ。

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割烹旅館二葉
http://futaba.to/index.htm


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

 6時前に目覚める。すぐ起きてメール・掲示板のチェック。デスクトップ上の未処理情報の量に本日の作業を区分けする。
 朝食は揚げシュウマイ、めかぶ、卵焼き、納豆、庄内麩のみそ汁、ご飯。今日のご飯は硬めである。家族に聞くと信濃のお米だという。

 八王子魚市場には8時半。入るなり西八王子の魚善さん、魚茂さんが上海がに(シナモクズガニ)の前にしゃがんでいる。鈴木さんからすすめられているのだ。結局ふたりで買うことになって、1匹余ったのでもらう。

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西八王子駅からすぐにあるのが町の魚屋『魚善』さん。小さいけど実力のある店。いったい上海がには売れたのだろうか?

 場内に荷はほとんどない。これは明らかに台風20号のためである。八王子綜合卸売センター、高野水産に小振りのトクビレ、オスメス混じりで安いので購入。八王子総合卸売協同組合には面白いものなし。
『市場寿司 たか』でトクビレのオス(八角)とケガニの握り。八角がうまい。
 八王子に向かいながら思いついて八王子魚市場にもどり、はっき(ウバガイ)を2個(キロ/800円で450円)を購入。八王子農協の直売所でミニ白菜、大根、ブロッコリー、日本ほうれん草、ヒラタケ、卵を購入。

 午前中は雑事。結局1時までかかる。
 簡単な昼食を食べて午後は画像の整理、サイトの改訂。そしてまた雑事。
 夕方5時に「ほっき飯」を炊く準備。また雑事。

hokimee.jpg
新米の水加減は難しい。ほっき飯の水加減は心持ち少な目にした

 夕食は蒸した上海がに(中国酢としょうゆのタレ)、八角の軍艦焼き、ほっき飯、ほっきの刺身、麻婆豆腐子供版、ご飯。酒は「磐城壽」の本醸造。やや辛口だけれど冷やで飲むには無理がある。面倒ながらぬる燗で飲る。八角、上海がにがうまくて、酒がすすまなくて体にはよかった。

 食後、雑事。画像の整理。
 10時に疲れて寝床に入り、壽岳章子『京都町なかの暮らし』を読む。慌ただしく我を忘れたときには必ず枕元に置く本なので偶然開いた章を読んでいたら、寿岳文章(章子の父)が作る料理に埼玉県小川町名物の「忠七飯」が出てくる。埼玉県というと無味乾燥なベッドタウンの印象があるが「細川和紙」で有名な小川はなかなか情緒のある街並みを残している。中にあっても古めかしい建物が双葉旅館である。その新館でひとりっきりで食べたのが「忠七飯」という海苔のご飯を出汁をかけて食べるもの。11時前に眠りに落ちたようだ。


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