道具図鑑の最近のブログ記事

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 最近流行のガスバーナー、これがいろいろある。
 いろいろある中で、どれにしようか、どこで買おうか? 迷ってもいた。
 そんなとき、近くの厨房機器を売っているテンポスで5000円だというのを聞いて、思いって買うことにする。この5000円というのが安いのか高いのかわからない。
 でもいろんな人に聞くと、火力の強いものは、それなりの値段がするという。そして「火力は強くなくちゃいけない」のだと力説する人がいて、八王子総合卸売センターから5分ほどのテンポスで即買いする。

 形状は棒状で、非常に単純な構造に見える。これを確実に取り付けて、まずは炎を出してみる。これが「ゴー」と凄い音で、炎が青い。確か炎は赤いほど低く、青いほど高いんじゃなかったっけ。
 さて、バーナーを買ったはいいけど考えてみると、あぶる魚がない。仕方なく塩焼き用に買ったニシンをあぶってみる。このニシン、厚岸産なのだけど、意外に鮮度がいい。

 三枚に卸した身をあぶる。凄い音を立てながら、青い炎でニシンの身をなめるようにあぶると、それこそクレヨンでなぞるように焦げ目がつく。
 ここにレモン、ニンニク、ナンプラーを合わせたものを回しかけて食べてみる。これがいけるのである。
 昨今、寿司屋などで「あぶる」のが流行だと言うが、確かにガス台などあぶるよりも、ぜんぜんきれいな焼き目がつくし、また炎を当てる範囲を限定できる。

 買い求めてからサワラ、マイワシ、カサゴなどをあぶってみたが、どれもきれいな焦げ目がつき、味もいい。この「あぶり」行為、今年は病みつきになりそうだ。

オリエンテック
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ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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 魚貝類の調理道具にはいろいろある。その中でも主役級は包丁であろうし、脇役は数知れずある。なかでも脇役というよりも通行人程度の役柄でしかないのが「貝むき」である。
 いかに目立たない道具であるかというに、これといった呼び名がわからないのであるから驚く。我が家では「貝むき」。柴田書店の『刺身と活造り・姿造り』には「貝割」、旭屋書店『すし技術教科書』には「むき棒」。ちょっと我が家の本を開いても3つも出てくる。これに一日かけたらもっと見つけられそうだ。

 この「貝むき」、貝が好きならぜひとも持っていた方がいい。特にアカガイとマガキにはぜったいに「貝むき」が便利だし、あけやすい。この「貝むき」、安くて450円、高くても800円くらいで売っている。またもっと小型のアサリやハマグリ専用のものもあって、この2種類が揃えば万全だ。
 買い頃はマガキの出始めの、この10月、12月だと思われる。これでマガキもやすやす開けられる。


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