2011年4月アーカイブ

本日から故郷徳島に帰ります。
徳島中央市場、また京都にも立ち寄ります。
メールなどの返信は出来ません。
あしからず。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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沖縄の街中の、普通の食堂でみそ汁を頼むと、どうなるか?
まず大丼にみそ汁、ご飯、漬け物、小鉢などがぞろぞろと付いてくる。
関東に住んでいると思いも寄らぬことだが、みそ汁は主菜なのである。
トンカツ定食のトンカツ、レバニラライスのレバニラ炒めになる。

みそ汁がおかずというか主菜だというと、なんとも奇異に感じるが、よくよく考えてみると不思議でも何でもない。
四国にいた子供の頃、卵入りの田舎風の具だくさんみそ汁で、よくご飯を食べていた。
ボクの場合、ご飯にみそ汁をかけることはなく、別々に食べた。
ご飯にみそ汁を加えると、遠藤哲夫師匠のいうところの「ぶっかけ飯」という一品料理にはなるが、みそ汁はおかずとはいえなくなる。
ボクの場合、ご飯のおかずとして、みそ汁を食べていたことになる。

みそ汁が主菜なら、出来るだけ「うまいみそ汁」にすべきだ。
例えば具材は野菜や海藻だけではダメだ。
魚もしくは肉が加わらなければならない。
沖縄では基本的に豚肉か魚で、魚の場合をとくに「魚汁(いおじる)」という。
ミーバイ(ハタ)などをぶつ切りにして、これをだしとして具材としてみそ汁にする。
これにならって東京でも作っているのだが、生の魚ではめんどうなので、本日はなまり節を使う。
みそ汁になまり節を使う利点は、下ごしらえがいらないことと、生臭みがまったくないことだ。

鰹節はカツオをゆでて、乾かして、燻煙して、本枯節なら黴つけしてと幾つものの手間がかかるが、なまり節はゆでて乾かした節製造途上のものと考えるとわかりやすい。
ボクは見つけると買い置き、当座使わないと思ったら冷凍しておく。
またカツオの安いときには、自家製することもある。

これを冷蔵庫に眠っている野菜と一緒にみそ汁に仕立てる。
適度に沸騰した鰹節昆布のだしに、野菜、なまり節を放り込み。
お玉でなまり節を適度に崩しながら煮る。
野菜が柔らかくなったら、みそを溶くだけだから、失敗なし、だれにでも作れる。
しかも、主菜と汁ものを兼ねたものなので、簡単便利、栄養満点といいことずくめ、なんですね。
我が家では、コーレーグス(唐辛子の泡盛漬け)と下ろしニンニクを薬味にする。
下ろしニンニクをみそ汁に入れるというのは、作家住井すゑが生前にやっていたこと。
これがなまり節のみそ汁には、なんともいえずよいのだ。

材料/なまり節適宜、野菜適宜、だし1人分に300㏄、みそ適宜。
作り方はみそ汁と同じ。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、カツオへ

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北海道白老にある宮森水産からクシロエゾバイが入荷してきた。
クシロエゾバイは小型のバイで、同定が難しく、また標準和名の知名度はゼロに近いもの。
非常に味のいい巻き貝なので、もっと知られてもいい。
そのためには道南でブランド化してもいいのでは?
ちなみに宮森水産ではゆでたクシロエゾバイも出荷している。
これはまさに絶品!

宮森水産 北海道白老郡白老町字虎杖浜116

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、クシロエゾバイへ
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日記風日記

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震災以来、文章が悪い。
読み返しても、面白くない、深みに欠けるし、ダメすぎる。
これを絶不調というのだろう。
そのせいか、ついつい酒に手が伸びる。
震災で苦労している方に申し訳ない。

ということで、本日はいろいろ。
朝方目が覚めると、7時を回っていた。
昨日1時にベッドに入っている。
なんども起きて文庫本を読んでいるので、寝過ぎではないが無気力だ。
午前7時45分、市場に向かう。
途中ポルシェがすり抜けていく。
最近、ポルシェが薄汚く思えるのだけど、気のせいかな。

8時前に市場着。
高野水産にはそこそこの荷。
でも他の店にはなにもない。
何もないと諦めていたら、高野水産にあった白老のトウダイツブ(オオカラフトバイ)のなかから見知らぬ巻き貝を見つける。
トウダイツブと生ホタルイカを購入。

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キジビキカミオボラに似ている、が違う。
リカーキングでジョニ黒とシーバスリーガルを買う。

帰宅は9時。
2時間ほど原稿を書く。
実は書き始めて3日目。
締め切りぎりぎりに脱稿する。
11時過ぎに出かけて、聖蹟桜ヶ丘にある小山酒店へ。
三陸の酒をいっぱい買い。
ついでに奄美大島の黒糖焼酎も1本。
酒を飲むなら三陸の酒なのだ。

グリーンウォークのニトリとベルク、多摩境のカインズホームに立ち寄る。
ベルクでは持ち帰りの握りずしを、カインズホームでは長座布団を買う。
ソファを捨てたのはいいが、居場所がなくなってしまった。
それで長座布団1480円。
ちなみに持ち帰りずしは食べることは食べるが、仕事のための買い物。

帰宅後、すしの撮影。
国会中継をやっている。
菅直人がいいのか、どうかはわからないが、しかし自民党もひどいな。
こんな緊急時に脇という自民党の代議士、やるべき事がわかっていない。
おろかというか、バカというか、このような人間に投票してはいけない。
必要なのは今、何をしなければいけないか、なのだ。
誹謗中傷をしている場合か。
あまりに低級さに呆れる。
願わくば政党なんて下等(下品と言い直すべきかも)なものは捨てて、三陸の人を救い、またボク達の不安感をのぞいて欲しい。

午後の仕事。
5時過ぎに終わり、ぼんやりしている。
このところいらいらするとウイスキーを飲む。
シングルモルトよりもブレンデッドの方が好きなんだと、ここ1か月思っている。
ボクの好みはコロコロ変わる。

6時過ぎから撮影。
青森県産フクロフノリ、生ホタルイカ。
白老の謎の巻き貝。
まったく同定不能。
オーストラリアのクルマエビ属。
久しぶりのタカベの塩焼き他、料理8品。
沼津魚市場、山田さんにいただいた三重県産イカナゴも撮影。
ありがとう山田さん。
茨城産が入荷したら買うぞ!
撮影終了は10時前。

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本日の晩酌は宮城の酒「綿屋」。
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