食べるエビ・カニ学の最近のブログ記事

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スルメイカは安値安定。
しかも冷凍されたものを刺身にしても、味がいい。
ので、冷凍庫などに常備したいもののひとつ。
これがあれば、いつでもそこそこのお刺身や、総菜が作れる。
それに加えていいのが、安いときに余分に買い求めて、当座の保存ができること。

さて、本日は活けイカが安い。
漁師さんが船上に釣り上げたスルメイカを氷水のなかで即死させて、まだ筋肉や運動神経は生きている状態で入荷したもの。
もっと高くてもいいな、と思いながらキロあたり800円で購入。
安いので2本。
1本は刺身にして、1本は墨を抜き、ワタごとペストジェノベーゼに漬け込む。

最近、このペストジェノベーゼ(ジェノベーゼソース)が非常に魚貝類に合うのだということを知って、あれこれ試しているところだ。
またペストジェノベーゼは多摩地区のスーパーで見る限り定番商品となっているようだ。
ひょっとすると、そのうちマヨネーズ化するに違いない、と思うのだけどね。

このようにわざわざ漬け込むことって少ない。
普通は刺身など作って余ると、魚でもイカタコでもなんでもペストジェノベーゼをまぶしてしまう。
まぶしたら1週間近く持つようだ。
軟体類のイカやタコは冷凍してもあまり味が変わらない。
ので冷凍庫なら1か月以上持つ。
ただ冷凍する、醤油に漬け込むなどに加えて、ペストジェノベーゼもお忘れなくといいたくなる。

さて、なにもないお昼などには、これがあれば後はスパゲッティをゆでるだけで豪華な一品が出来上がる。
キノコがあれば、スイートバジルがあるともっと本格的になる。
ワタの微かな渋みと、バジルの渋みがなんだか調和して香りも旨みも倍増しているようである。
我が家で食べるスパゲッティなのにカフェ気分といった感じかな。

材料

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墨袋、骨(フイルム状です)を取り去り、ワタごと適当に切る。
ペストジェノベーゼ適量
キノコ適量
玉ネギ少々
スイートバジル適宜
スパゲッティ120グラム
作り方
1 スルメイカはワタも身も適当に切る。ビニール袋などに入れ、ペストジェノベーゼを加えて和える。このときシブレット、万能ネギ、ディル、タイムなどを加えてもいい。今回は生タイム、ディル、万能ネギを加えている。

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2 スパゲッティをゆでる。
3 フライパンにたっぷりめの油(今回はグレープシードオイル)を入れ、玉ネギとキノコを色づくくらいゆでる。
4 ゆであがり時間が来たらペストジェノベーゼに漬け込んだイカをフライパンに加え、火をとめスパゲッティを加えて軽く混ぜる。
5 ほどよく混ざったら火をとめて皿に盛り、スイートバジルをちらす。
コショウなどはお好みで。ただしペストジェノベーゼは辛み、渋み香りがあるので控えめに。
スルメイカを入れたらすぐに火を止めて、熱を通し過ぎないこと。

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醤蝦大根で深夜酒

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つくづく思うことは、都会で暮らすのって、......特に前向きに生きていくのは、疲れるな、という現実。
毎日、へとへとである。
充実している、生きているという実感がある。
でもやはり疲れ果てて、鬚をそる暇もないので、市場に行くたびに、八王子大和田のそば屋『まつ浅』に「本当にむさいね」なんて言われている。

さて深夜一時を過ぎて、軽く多摩自慢を一ぱい。
肴は醤蝦大根。
アキアミの塩辛に大根の千切り、三つ葉をそえて春らしくする。
そこに、ちょっと酸っぱいくらいに、ゆずを絞り込む。

塩っ辛くて、酒がすすむ。
メールの返信もしていない。
掲示板もブログにも返信拒否。
忙しくて、脳みそが沸き立っているので、明らかに回路は閉じている。
そのせいか、余計に深夜の酒がうまい。

醤蝦大根作り方
1 大根は横方向に薄切り、これを千切りにして、アキアミの塩辛を混ぜ合わせる。
2 ゆずをたっぷり絞り込んで、最後に三つ葉を混ぜあわせる。
すぐに肴としてもいいし、小一時間おいてもいい。

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サワガニを初めて食べたのは東京に出てきてからだ。
学生時代に友と近所の居酒屋で品書きにみつけて、珍しいので注文する。
目の前のカウンターの反対側でジャーという揚げ物の音がする。
「これ生きているんですよ」
見せてくれたのが生きているサワガニ。

今から30年前には平凡な居酒屋の定番料理だったわけだ。
こんなもの田舎の谷にでも入れば、どこにでもいる。
しかも徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)では、食べているという話を聞いたことがない。
ヒゲガニ(モクズガニ)は食べ物だが、サワガニは幼児が戯れるものだった。

さて、関東の市場ではサワガニが普通に見られる。
重さで考えるとなかなか高価だけど、どちらかというと珍味とでも言えそうなもので、珍しさを演出するもの。
考えてみるに安いんじゃないだろうか?
赤飯などを売るときに使うプラスティックの透明パック入りで200円〜350円前後。
ほとんど総てが養殖もの。
今回の都城のものには「天然」とあったのでついつい買ってしまった。

出荷者は都城市『祝田淡水業』という。
あの県知事の顔がないのが清々しい。
ボクはこのようなほどよさが好きなのだ。

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県知事の顔つきのサワガニ。これはやりすぎ

天然とあるけど味は変わらない。
生きてるまま素揚げにする。
できるだけ、きれいに揚げようと思うのだけど、なかなかうまくいかない。
この香ばしさだけの、サワガニ料理がビールにはあう。
うまいとか、甘いとかではなく、香ばしいだけだけど。

さて、関東の市場ではサワガニだって売られているのだよ。

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八王子綜合卸売センター『高野水産』の社長にシバエビをもらった。
この日は一日忙しく、秋だというのに大汗をかきかき帰ってきた。
目の前にあるシバエビを、「どうするかな?」と考えて、いちばん簡単な唐揚げにしてしまう。
そういえばエビの唐揚げは、料理屋さんが嫌う料理ナンバーワンだ。
なぜならば揚げ油がダメになるから。
我が家もエビの唐揚げはめったにやらない。

でもうまいビールのためだと、さっさと小麦粉をまぶしつけて油に放り込む。
シバエビがサラサラしてきたら油を切って振り塩をして出来上がり。
コショウはお好みで。
我が家はお子様天国なので軽く振っただけでもブーイングがおこる。

シバエビの唐揚げで本日は本物のビール。
北海道限定のサッポロクラシックというやつだけど、ビールの味のわからないボクでもうまいと思うな。

作り方
1 シバエビに小麦粉をまぶす。少し置く。
2 やや低めの温度で揚げていき、最後に高温にする。
3 揚げ上がったら、振り塩。

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青森県から野締め(のじ 漁のときに死んだもの)のガザミが入荷してきた。
ガザミ(ワタリガニ)は死んだら安い。
八王子総合卸売センター『高野水産』に2箱、3箱。
活けじゃないので、「みそ汁にするといいな」と思っていたら、社長が撮影用にどうぞといって1ぱいくれた。

もちろん撮影、そしてお昼ご飯のためにみそ汁にする。
カニのみそ汁はたった数分で出来上がる。
カニと【水と酒、みそとネギもしくは青み(家庭に常備)】があればよい、というのも便利でいいのだ。

そういえば、今回のカニを買っても2百円くらいのものだろう。
ペット飲料1本半分でこんなに豪勢なものができるのだよ。

ガザミ(ワタリガニ)のみそ汁の作り方
1 ガザミを適当に切る。
2 鍋に水、酒、カニを放り込んで火をつける。とにかく水から。生きているもので直前に切ったものなら沸いてから入れてもいい。
3 煮立ってきたらみそをとく。

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白海老の天ぷら

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 世の中にはうまいに、決まってるじゃないか、てな食べ物がある。
 今回の小エビの天ぷらなんて、「うまいに決まっている」の最たるものだ。
 シバエビ、アカエビ類はクルマエビ科。
 小エビはクルマエビ科に多い。
 そんななかで沖合、やや深海に棲むものにサクラエビ、シラエビがある。
 シラエビは富山湾特産で4月から11月が漁期。
 まさに今、食べんと欲すべきエビなのである。

 最近では生鮮品として毎日のように関東の市場で見かける。
 プラスティックのトレイにのり、一枚600円くらいから1000円ほどだろう。
 ほぼ半年ぶりに、シラエビを買い込んでくる。

 当然作りますものは天ぷらだ。
 最近では面倒だが、一匹一匹剥き身にして刺身で食べるというのもあるが、これは暇なときに置いておく。
 軽く軽く、揚げるだけがコツなんだけど、シラエビは下ごしらえが不要というのがいい。

 さて、揚げ終わる。
 大皿に山盛りにして、食卓にだす。
 香ばしくて、エビの風味が高くて、とうぜんエビの旨味があってと3拍子揃ったうまさだ。

 一瞬にして食卓からエビの天ぷらは消え去ってしまう。

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 赤エビとか「甘エビの仲間」というと、分類学的にみるとタラバエビ科のエビをさす。
 鮮魚でいちばん目立つのがホッコクアカエビ(甘エビ)、二番目がトヤマエビ(ぼたんえび)。
 ぐっと下がって本種となる。
 本種がいちばん少ない。

 値段はトヤマエビと同じくらい。
 非常に高い。
 今回のも増毛産でキロ当たり4000円なり。
 1尾200円近くなる。
 このような高いエビは少しだけ買って味見する。

 モロトゲアカエビは市場では縞模様から「しまえび」と呼ばれる。
 殻を剥いても縞模様がくっきり。
 甘みがあって、食感が強くて、まことに最上級の味わいに感動しますな。

 頭の部分は軽く焼いて、みそだけすするとよろしおますな。
 幸せになれるほど美味なエビでおます。
 
2009年3月26日
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 岡山県日生名物にカキを作った「カキおこ」というのがある。
 「おこ」というのがお好み焼きのことで、ようするにマ「ガキ」入りの「おこ」のみ焼きのことだ。
 日生でこの言葉を聞いてからなんでも「おこ」をつけることになる。
 これがとてもよろしい。
 「豚おこ」、「イカおこ」、「ちりめんおこ」、「生サクラエビおこ」なんてね。
 我が姫など「父ちゃん、“おこ”作ってよ」なんていう。

 さて春休みなので子供達が朝寝坊し放題。
 ボクが市場から帰ってくる10時過ぎにやっと起き出して、「腹減った」なんて開口一番。
 こんなときはまずは冷凍庫をのぞく。
 イカの糸作り、エビの剥き身、冷凍アサリ。
 本日は姫達の好物、エビといきますかね。
 エビはエビでも駿河湾の深海にすむ本エビ(ヒゲナガエビ)。
 そんじょそこいらで食べられる代物じゃないよ。
 まるで寅さんになった気分で口上を述べまする。

 まずは小麦粉に少量のマヨネーズを混ぜ、少々の塩を加えて一定方向にかき混ぜる。
 そこに「本エビ」、キャベツ、芹、卵一個を入れてかき混ぜる。
 混ざったらもう一個卵を入れて、こんどはざっくりと大ざっぱに黄身と白身がそのままというほどに混ぜる。
 あとはじっくり焼くだけ。
 お好み焼きのうまい作り方のコツは、水溶きの小麦粉はまず作りおく、具と小麦粉は焼く直前に一定方向に空気をくるむように混ぜる。
 加えるに、そこにざっくり混ざりきらない卵をプラスするのがいい。

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 焼き上がったら高知県四万十川産スジアオノリを振り、一丁上がり。
 ほんの10分ほどで姫は「食べたよ」。
 おいおい4分の1くらいしか食べていない。
 しかし汚いなと思って残りを食べていたら、「ない、ない」、「どこにもない」。
 残り4分の3のどこにもエビが見あたらない。

2009年3月22日
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 ある日、回転寿司で甘エビをとります。
 なんと2かんで136円なり。
「これはなんですか?」
 というとホッコクアカエビ、もしくはホンホッコクアカエビなんですね。
 タラバエビ科のエビで前者はたぶんロシア産。
 国内でもとれるけど高いので回転寿司で1皿136円は無理。
 後者はアイスランドなどから冷凍輸入されたもの。

 タラバエビ科にはほかにも「ブドウエビ(ヒゴロモエビ)」、「ボタンエビ(トヤマエビ)」、ボタンエビ(標準和名の)、モロトゲアカエビなんて高級エビが目白押し。
 そこに今回登場するのが静岡県沼津周辺では「甘エビ」と呼ばれている、これもタラバエビ科のジンケンエビ。
 基本的にタラバエビ科総てが殻が軟らかくて、もろいのだけれど、なかでももっとも軟らかくてつぶれやすい小さなエビ。
 体長はホッコクアカエビやホンホッコクアカエビ、すなわち回転寿司やスーパーに売られている甘エビと同じくらい。
 色合いはもっと淡くて、赤身が弱い。
 崩れやすいので、産地で食べるのが最良という代物だ。
 一生懸命気をつかっても、なかなか鮮度がたもてない。

 さて、日曜日に沼津で買い込んだ「甘エビ(ジンケンエビ)」を東名をひと走り、帰宅してすぐにペーパータオルに並べておく。
 食べる直前に殻を剥いて、あとは食べるだけ。
 ジンケンエビはできるだけ、早く簡単に水洗いして汚れを落とし、紙などに並べておくのがいい。

 さて、味わいは「甘エビ」だから甘い。
 甘くて、そこに淡い旨味がくるのだけど、後味がもの足りないくらいに思える。
 だからもうひとつ、もうひとつと食べるのがいい。

 ジンケンエビを食べていて、幸福だなと思うのは、「沼津に行かないと食べられないもの」を食べている実感からくるのだろう。
 幸せだな! 駿河湾の「甘エビ」をまた口に放り込む。

2009年3月22日
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 ボクはそれほど甲殻類好きというわけじゃない。
 あえていうと面倒なのでカニなんて、ときどき煩わしいと思う。
 エビ、カニに目の色を変える人が不思議でならない。
 さて、ここではエビの話なんだけど、そんなボクにだって、これを見つけると買わないではいられない、そんなエビがあって、その最たるものがイバラモエビだ。

 食用のエビを見てみると、クルマエビ科、タラバエビ科、イセエビ科などに食用種が多いのがわかるだろう。
 逆にモエビ科には主要な食用種はほとんどない。
 なかで唯一目立つ存在なのがイバラモエビなのだ。
 その唯一無二のイバラモエビがまさしく食べているとき、エビの中で王様なんじゃないだろうかと、思わせるほどにうまい。
 このように食べているとき、「比類なし」と思わせてくれるエビは4、5種ほどではないだろうか?

 なによりイバラモエビで特徴的なのが、生でも焼いても、「すごい」ところだろう。
 好みからすると、ずばり「焼くべきだ」と思うのだけど、生も食べないのも悔しい。
 だからイバラモエビを見つけたらたっぷり買うしかない。
 問題は値段だ。
 築地場内にイバラモエビを必ず置いてある店があって『丸半佃寅』という。
 エビ専門店である『丸半佃寅』では平均するとキロ当たり4000円前後ではないだろうか。
 この店の前を通るとき、「今日も“オニエビ(イバラモエビ)”があるな」と思いながら、ときどき値段を聞いてみる。
 この日の値段が3500円であるので、200グラム強買って800円とだった。

 これを刺身で楽しむ。
 我が家では頭を焼いてつけ合わせにする。
 面白いのが姫などは頭ばかり食べる。
 それを太郎が見とがめて、ケンカとなる。
 刺身だって取り合いになるほど甘く、しかもプリっと食感がいい。
 しかし、焼いた頭のみそのなんと甘いことか。
 このほんの少ししか重量のない、みそのどこに、これほど重量級の旨味があるんだろう。
 不思議に感じると同時に驚愕する。

 イバラモエビだけは、食べるとすぐに、またイバラモエビを食べたくなる。

2009年3月7日
http://www.uoji.co.jp/
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