2008年7月 8日アーカイブ

atuezobora0807.jpg
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 夏になるとつぶ(エゾボラ類)のコリコリした食感を楽しみたくなる。
 7月7日七夕祭りの日、市場を歩いていたら厚岸からアツエゾボラが入荷してきていた。
 キロ当たり1500円はちょっと高い。
 量りにのせたら1個200グラムだから、300円+消費税だった。

 つぶには「Aつぶ」もしくは「真つぶ」と呼ばれるエゾボラがあって、そこに一段値段が下がるように「Bつぶ」がある。「Aつぶ」もしくは「真つぶ」というのはエゾボラという一種類の巻き貝だが、「Bつぶ」というのは“真つぶ”以外という意味合いがあるように思われる。
「Bつぶ」をざっと羅列していってみよう。
1 フジイロエゾボラ
2 ウスムラサキエゾボラ
3 チヂミエゾボラ
4 エゾボラモドキ(セイタカエゾボラ)
5 アツエゾボラ
6 マルエゾボラ?
7 カラフトエゾボラ
その他無数
 エゾボラの同定は難しく専門家の間でも論争が絶えない。
 そんななかにあって比較的種が判明しやすいものがアツエゾボラなのだ。
 漢字で書くと「厚蝦夷法螺」。
 貝殻が分厚くごつごつしている。無骨で形的に一定で変化が少ない。
 厚岸などからはきれいに並べられてくるのだけど、これも大きさ形が一定だからだ。
 貝殻が厚いから歩留まりが悪く割高になるのを嫌う人も少なくない。
 でも味はエゾボラ同様に素晴らしい。

 まずは貝殻から身を取り出す。
 取り出し方は以下にある。
http://www.zukan-bouz.com/makigai/ezobai/ezobora/sasimi.html
 刺身になる足の部分を割り、唾液腺を取り出す。
 ここには食べ過ぎると酔っぱらったような症状が出る弱い毒(テトラミン)が存在する。
 これを塩をつけて揉み、滑りをとりさる。
 このときていねいに、手を抜かない。

 後は刺身に切るだけ。
 貝殻を生かして盛りつけると立派だ。

 ちょっと貝の苦みがあるけど甘味が強く、コリコリと涼しさを誘う食感。
 夏にはもってこいの味覚だと思う。

 今宵の酒は京都伏見の「玉乃光」。旨口でいながらさらりと辛い。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、アツエゾボラへ
http://www.zukan-bouz.com/makigai/ezobai/ezobora/atuezobora.html


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

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