8月22日のこと

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 日曜だというのに仕事をしていて、これでもなんだか平和だなと時計を見ると0時を回っている。あわただしくパソコンを消して1時前にダウン。眠った記憶もなく目覚ましが鳴って、すでに午前4時である。
 ぼんやりした頭をトイレで大ウンコするのとシャワーで覚醒させて5時半には我が家を出る。6時前の中央線はさすがに空いている。神田駅で山手線、有楽町からバスで築地に到着する。この時点で中央線、山手線、バスの冷房で身体は冷え切っていて、場内入り口の『ゆで太郎』でイカ天そば。
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 これで今度は身体が暑くなって場内を疾走するターラー、バイク、自転車を避け避け、仲卸棟に入る。すぐ目に飛び込んできたのが鹿児島からのフエダイ。キロ/2000円は安いと思えるほど鮮度抜群。この手のものは八王子までなかなか来ない。
 寿司ネタ用の新いか(コウイカの子供)はまだ高くて八王子には来ないのだが、これがふんだんに見ることが出来る。当然まだまだ高くて、キリでもキロ/4000円、高いと7000円もする。
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 ぼたんえび(トヤマエビ)、しまえび(モロトゲアカエビ)もかなりの値段。シバエビすら2300円を超えている。
 今日はあまり見るべきものがない。そんなときいつの間にか『大音』の前に来ていたらしく、若主人に声を掛けられる。今年の店の入れ替えでもっとも割を食ったのが『大音』かも知れない。珍しい魚や、料理人に提案できるものを広く取りそろえてきていたのに、店の大きさが一気に小さくなってとまどっているようすだ。
 エビの専門店の『高梨』には相変わらず見事なトヤマエビがあり値段もさすがにキロ/10000円。そして小笠原の魚貝類を積極的に置いている『伊勢田』を見て、『イリヤマイチ 斉藤水産』の関根廣嗣さんのところでアカレンコ、ハナフエダイ、ハマダイ(尾長)、アカハタモドキ、アカハタ、シモフリハタを見つけて、シモフリハタを購入。1本1000円。これも小笠原からのもの。関根さんは伊勢田にもいたことがあり小笠原の魚を長年取り扱っている。
 仲卸の通り半分以上過ぎてもマグロの競り場が見えてきている。そんなとき『富士恭』という店の前で「沖縄のグルクン 神津島産タカサゴ」の文字を見つける。30センチ近い大きさで見ただけではタカサゴなのかニセタカサゴなのかわからないので2匹購入(ニセタカサゴであることが帰宅して判明)。これがキロ/900円で630円。氷も丁寧に入れてくれて一般にも優しい店だ。
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ハナフエダイは小笠原からくるものでは定番の魚
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シモフリハタはハタ科ではもっとも安い魚ではあるが、味はいいのだ。
 この神津島のタカサゴ(ニセタカサゴ)、よく見るとあちこちに置いてある。カメノテもやはり来ているのだが、キロ/1000円を切ってしまっている。目新しい商品ではなくなっているのだ。カメノテは資源管理の難しい磯ものである。そろそろ産地でも保護を考えるべきだ。
 オーストラリア産のサワラ、また常磐産のヤナギムシガレイはブランドとして確立している。これほど焼いてうまいものもあるまい。
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オーストラリアサワラ
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刺身で食べられなくてもこの値段なのだ。

 築地場内で知り合いと話をして、10時前には晴海通りを目差す。朝方、立ち食いそばを食べたのにもうお腹が空いてきた。そう言えば長い間、トンカツを食べていない。もう人が並んでいる『大和寿司』、『寿司大』の前を通り抜けて『吉野屋』『印度カレー』の横の『豊ちゃん』に入る。ただここで少々考えた。『豊ちゃん』でいつも頼みのはカツ丼(ある頭/卵でとじたトンカツが丼にのっている)とカツカレーだけ。トンカツ、すなわち定食は一度も頼んだことがないのだ。しかも1150円であるから勇気がいる。築地でのよさは時間がなくても小気味よく素早く料理が出てくるところ。思い切って注文したのが失敗。すぐ出てきたのはいいが、目の前にあるのは神保町トンカツの『いもや』なんかと比べてまことに貧相な定食。『豊ちゃん』のトンカツ定食は「あかん」というのをしみじみ感じて場内を出る。
 晴海通りに出る手前にかつお節の『三軒家』がある。ここのカツオ削り節はなかなか優れもの。値段も安いのだ。ここで毎日使う雑けずり893円を購入。
 晴海通りに出ると黄色い上着に旗を持った集団に出くわす。こやつら交通安全マナーをうったえて歩いているらしいがいい年こいたオヤジのくせに歩き方がだらしなく不愉快千万なのだ。「お前らが交通マナー守れよ! バカやロー」といいながら築地六丁目のバス停にたどりつく。ところがたどりついたと思ったらバス停にカバーが、なんとバス停が150メートルも移動しているのだ。またまた黄色いバカ野郎たちの後を歩き臨時バス停に到着。都営バスで東京駅を目差す。
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 改札をくぐって、このまま中央線で帰ってしまいたくなるが、なんとか市ヶ谷。ここで打合せを済ませて、帰宅は1時半。疲れたな〜〜!


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このページは、管理人が2005年8月23日 11:09に書いたブログ記事です。

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