日常生活に置いてコンビニお握りに対する考え方は様々だろう。ボクなど忙しくて仕方なく食べているといった思いがあって、なんだかわびしい。あんまり美味しいとは思っていなかったのだ。
でもサケ科のお握りをしっかり味わって食べるようになって、意外な旨さに、少々考え方に変化が生まれつつある。どうも「コンビニのお握りはうまい」と確信を持つようになってきつつあるのだ。そのとどめ的一個がこの「こだわりおむすび 紅鮭切身」である。
ベニザケというのもは1990年代まではサケ界の大スターであった。サケ類のほとんどが日本、アメリカ、ロシアなどで消費されてきていたのだが、その3国で、もっとも高級なもっとも旨いものとされてきた。これが徐々に在り来たりな存在に成り下がってきたのは、北欧ノルウェーでのアトランティックサーモン、チリでのギンザケ、またトラウト(サーモントラウト)などの養殖サケの生産量が天然物を上回るようになってからだ。だから価格的には平凡なものとなっても市場に置いては多くの人に「高級」というイメージが確実に残っている。
高級というイメージは身の紅色の色合いから来ている。このような付加価値をより大切にする関西では関東以上にベニザケの評価が高いという。それと、古い世代ではベニザケは「べにます」と呼ばれた時期があり、「鮭」とはサケだけを差す言葉であった名残がここに残る。
お握りを食べていてもっとも不満に思うのは具(中身)の少なさだろう。間違ってひとかじり目に中身を食べてしまって、あとはご飯だけとなったときの情けなさと悔悟の念は名状しがたい。その点、「こだわりおむすび 紅鮭切身」ならそんな切ない思いにならないで済む。
お握りの山頂からベニザケの切り身が顔を出している。ここからかぶりついて、かなり底辺近くまで切り身がある。しかも幅の広い切り身で、ご飯と合わさっても旨味が塩飯に消されないで、ずんずん舌に響いてくる。なんだか幸せな味わいである。これなら食べていて北洋に心が広がっていきそう、なんだかロマンだな! なんて思うかも知れない。
そして肝心な値段だがだいたいサケの平均的な値段が138円なのである。その質、味わいは様々だが、知り合いの女性に聞くと、「お握り2個とお茶で400円弱が目安」だという。とすると165円は高級な物だろう。でも30円ほどの上乗せでこれだけ上質のベニザケをたっぷり使っているのは凄いのではないか? やるな「わらべや日洋」。
これは蛇足だがコンビニのお握りに、よくシールが貼ってある。今回のはミッキーマウスに1点とある。ディズニーの著作権は厳しいもので、なんかこのシール集めるともらえるんだろうか? でもお握りについているシールをわざわざ集めるなんて大変だろうな。画像を撮り始めて始めて知った事実であった。
わらべや日洋
http://www.warabeya.co.jp/
セブン-イレブン
http://www.sej.co.jp/index.html
市場魚貝類図鑑のベニザケへ
http://www.zukan-bouz.com/sake/benizake.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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八王子市横川町『鮨忠』の端正な並寿司
ミッキーのシールを集めるとディズニーキャラクターの
パスタ皿やトートバッグがもらえます。
http://www.sej.co.jp/campaign/charactergoods.html
ディズニーの前はスヌーピーだったかな?我が家には
この手のカップや皿がいくつかあります。おにぎりより
プリンやゼリーについていたシールですけどね。
ところで、土曜会の日程を決めねばいけませんね。
後ほど電話します。
最近のコンビニのおにぎりは保存料等はどうなっているのでしょうか?
何か食べる気がしない、偏見でしょうか?
おやじさん、初めましてでしょうか? コンビニのお握りでも保存料などの量や考え方に違いがあるようです。ボクの買ったなかでもセブン-イレブンやampmはほとんど添加物らしき物は入っていない。また他のコンビニでもスーパーや総菜屋とあまり変わらないかも知れません。添加物、保存料に関しては「コンビニだから」ということは関係ないようです。