凍り付いたフロントグラスを日差しで溶かして八王子魚市場に向かう。到着は8時半。
場内には初競りの旗もなく鮮魚もない。旗はどうやら先着順に配られてしまった後であるようだ。
鮮魚でめぼしいのは山形県からきた甘えび(ホッコクアカエビ)。墨いか(コウイカ)でも総て売り切ってしまった後。
海老辰の前に初競りの旗がぽつんとある
茂さん(魚茂)、善さん(魚善)も帰ってしまって、無駄話をする相手もいない。
「源七」にも鮮魚は少ない。なかに見事なヤリイカ、そして本鮪(クロマグロ)を一本。
八王子綜合卸売センター、こちらも寂しいな。「伸優」で新年の挨拶をしていると、「味をみてください」と「かぼすこしょう」が出てくる。かぼすと青唐辛子をすりまぜたもの。とても香りが高くて味がいい。帰り際に福岡で作られたという「だんご汁」を一袋くれる。新年早々ありがとう!
「平成食品」は年が替わっても相変わらず。「きょねん買ったロースうまかったよ」というと「ありがとう」と変な顔して笑う。新年早々縁起でもない。「高野水産」にも鮮魚は少ない。
八王子総合卸売協同組合「丸幸水産」にも本鮪(クロマグロ)。今年の市場にはマグロが溢れている。
姫と一緒に「光陽」でラーメン。
八王子綜合卸売センターにもどり「大商ミート」でぶたしゃぶ用のロース薄切り。姫はかってに藤原商店に入り込み正月の挨拶。「藤原商店」でお茶菓子、チョコレート。
横川町「鮨忠」さんと正月の挨拶と立ち話。また「市場寿司 たか」でも正月の挨拶、無駄話。
翌、土曜日、すなわち本日は早朝から本降り。まるで秋のような雨。関東でも内陸部にあるこのあたりで一月にこのような天気であるのは不気味だ。
八王子魚市場、本日も鮮魚はほとんどない。
産地不明の「ぼてんえび(トヤマエビ)」キロ当たり7500円だという。青森からスケトウダラ(すけそ)、スルメイカ一箱5000円(1ぱい250円)も高め。それに対して青森県産ヤリイカ3キロ判4300円(一箱)は安いかな。生タラフィレ(マダラ)の3キロ判4200円も安め。長崎県からのキンメダイはキロ当たり1800円で普通。
「源七」には今日も見事なヤリイカ、「海老辰」にはたっぷりのマグロ。
八王子総合卸売協同組合「丸幸水産」では3ばい900円の大振りスルメイカ、これは安い。でもマイワシキロ当たり2500円は高い。こはだ(コノシロ)キロ/1500円、ゴマサバキロ/1300円は普通かな。クマゴロウに「今日の値段高いのか安いのかわからん」と言うと、
「オレもわからん。でもヤリイカは安いだろ」
そのヤリイカがキロ/2000円。
ちょっと高いなとは思うものの、鮮魚が少ないので買って帰りたくなる
八王子総合卸売協同組合「光陽」で今日は思い切って煮かつ。
身体にいいわけないとは思っていても「月に一回はこれを食べないと調子悪い」。
八王子綜合卸売センター「高野水産」にも「すけそう(スケトウダラ)」がまとまって入荷している。また活けする(水氷のスルメイカ)、香川県さぬき市から小だい(マダイ)キロ/1400円。スケトウダラは一箱で買えば2000円前後。小振りでも安い。「スーパーイシカワ」石川榮二さん、「並べる魚がないんだよ」と一箱持っていく。
ここで活けする(スルメイカ)キロ/1000円を1ぱい、530円を買う。
「綜市」には気仙沼「ホテイ」の北海道産サケの冷凍フィレ。「ビックリ屋」で姫がレタスを買う。そのまま寂しく帰宅。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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