今年のシーフードショーは得るところ大であった。たくさんの未知の食材を手に入れられたし、またいろんな知識を得られた。でも大失敗だったのが、毎味水産の出展を見逃していたことである。
毎味水産のある三河湾一色はウナギ養殖で有名なのであるが、それ以上に日本でも有数の水産物の水揚げ港なのである。そしてなによりも目立つのがエビである。クルマエビ、フトミゾエビ、サルエビ、アカエビ、シロエビなどクルマエビ科のエビの種類の多彩さ、また量の多に、水揚げを見ているだけでワクワクすること間違いなしだ。毎味水産は、その多様な三河のエビに世界中のエビを加えて、三河育ちの藤井社長自ら先頭に立ち加工販売しているのである。またこの会社の凄いところは愛知県でも屈指のエビ問屋でありながら、三河湾海の幸の荷主として日本中に魚貝類を出荷しているところだ。
ボクは魚貝類を探して東奔西走している。そのあっちこっち旅行くなかでも三河湾一色はもっとも魅力的なところなのである。そんな三河湾の魚貝類の魅力を最初に教えてくれたのが毎味水産の藤井社長である。
「今年はトリガイが大量だけーの、送っちゃるけー、食べてみーよ」
晩春、ケータイがなり、藤井社長のしゃがれた声が。
そして送られてきた三河湾産の冷凍トリガイがまことに優れたものであった。寿司職人の「市場寿司 たか」渡辺隆之さんが驚くほどの冷凍トリガイは、これ以上ない丁寧な加工がなされていた。
会場にはそのトリガイ、また毎味水産ならではの三河湾の小エビが並べられていた。ブースをとりしきるのは藤井社長のお嬢さん。見たところシーフードショーの出展者としては地味すぎるきらいはあった。でもその並べられた商品の優秀さは見る目があればわかるはずだ。
毎味水産は来年の出展の予定だという。次回はボクも協力しなければ、と思っているのだ。
毎味水産 愛知県幡豆郡一色町大字一色字西塩浜211
毎味水産の水産物のことは、一色さかな広場「一二味」へ
http://www.katch.ne.jp/~ishikisakana/KOTOMI/kotomi.html
毎味水産のことは
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/aitiken/mikawa/issiki05.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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