2007年10月30日アーカイブ

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 煮つけは絶品であるけど、我が家では“なまり”にすることが多い。“なまり”はかつお節など「節製品」を作るときに下ろした魚を煮熟(しゃじゅく 茹でること)して表面の水分を乾かしたもの。かつお節工場などでは大量のカツオ類を茹でるのでここに旨味成分が溶け出し、そこでまた茹でることで「熟成」も加味されるけど、我が家のは単に茹でる工程でしかない。

 さて作り方は
1/マルソウダを三枚に卸す。皮はそのまま。
2/これをお湯(塩は入れない)で仲間で火を通す。
3/おかあげ(笊などにそのままとること)して、あら熱をとり、骨を抜き、冷蔵庫にラップをしないで一日か半日ほど寝かす。

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あら熱をとったら骨を抜く

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なまりの出来上がり

4/これをそぎ切りにして、塩コショウ。ピュアオリーブオイルで焼く。このときニンニク、鷹の爪などを好みで使ってもいい。我が家は子供中心なのでニンニクを香りづけ程度に。
5/焼き上がったら、パセリとエクストラバージンオイルをかけまわす。

 この料理はパンにも合う。当然子供たちにも人気があって市販のなまりを使っても作る。ただし市販のものは煮熟しているためか多少苦みがある。だから自家製の方が上である。

 このほかにもマヨネーズで和えたり、煮物にも使える。意外に冷凍すると悪くなるので、冷蔵保存して3,4日で食べるようにする。また天日乾燥してもいいのだけど、最近の気候のせいかなかなかいいものが出来ない。

 さて、この「なまりのオリーブオイル焼き」はワインに合うのですね。しかもシャブリがいい。変化球でリースリングもありだな。
 でも貧しいお父さんには麦焼酎が関の山ですな。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マルソウダへ
http://www.zukan-bouz.com/saba/saba/marusouda.html


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