ホウボウの煮つけに浅葱とゴボウ

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「ホウボウの味が落ちないね」
 寿司職人の渡辺隆之さんが、大振りのを2匹、3匹仕入れていく。よく見ると思ったよりも安いし、鮮度もいいではないか。
 旅から帰って疲れ果てているときに、食べたくなったのが魚の煮つけであり、「なにを煮つけようか」迷っていたところなのだ。
 最近、魚が少なくて、迷う以前にものがない。それでマグロ屋で八の身でも買ってこようかと思っていたところだ。
 ホウボウを買い込んで、八百屋で若ゴボウ(秋まき)に浅葱(あさつき)を見つけて、これまた買ってくる。

 ホウボウは食べやすく三枚に卸し(子供のためである)中骨を外し、頭を梨割り、これを湯通し。
 鮮度のよさから、予め味醂(みりん)、醤油(しょうゆ)、水の煮汁を煮立ててから放り込む。煮汁が魚を覆い尽くすように回ってきたら、下ゆでした若ゴボウを加える。
 そして最後に浅葱を加えて出来上がりとなる。

 島根県松江市『米田酒造』の味醂「七寶」がなかなかいい。疲れたときに煮つけが食べたくなるのは、この甘味が欲しいからかもしれない。
 ホウボウ自体にも脂があって、甘味を感じるが、これにまた本味醂がより上質の甘さをつけ加える。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ホウボウへ
http://www.zukan-bouz.com/kasago/houbou/houbou.html
米田酒造
http://www.toyonoaki.com/


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このページは、管理人が2008年4月14日 18:16に書いたブログ記事です。

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