2008年7月 1日アーカイブ

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 毎年、暖かくなると入荷してくるのがアヤトビウオだ。
 現在のところ出荷してくるのは和歌山県串本市の「出口水産」だけだけど、たぶん温暖な地方ではまとまってとれているはずだ。
 6月、7月の市場ではツクシトビウオ、ホソトビウオが多く、トビウオが希に入荷してくる。
 そこにやたらに寸詰まりのアヤトビウオが来ると、そろそろ夏本番だなと思う。
 こんなことで「今年の梅雨明けは早そうだ」と思うのは変だろうか?
 アヤトビウオは発泡に並んだところは背が黒く地味だけど、翼(胸鰭)を広げると佳麗だ。
 この文様の色合いは地味だけど、妖艶な夜の女王を思わせる大胆で目立つものだ。
 さて、この美しい翼をまとっている主が、デカ目のずんぐりむっくり、チビデカを思わせる。
 鈍い体形なのでとても飛べそうに思えない。
 このアンバランスな外見は、漫画のキャラクターにでも使えそうに思える。
 市場で手に取った居酒屋の主人が、
「どう見ても、うまそうに思えないなー」
 呟いていたのがよくわかる。

「うまそうに思えない外見」ではあるが、実はなかなか味がいい。
 寿司職人の渡辺隆之さんなど、ボクが持ち込んだアヤトビウオを握りにしてみて、味がいいのでたくさん仕入れに走ったくらい。
 身がしっかりして水分が少ない。すなわち他のトビウオ類よりも食感がいい、シコっとしている。
 旨味も充分にあり、これがいける味なのだ。

 今回はミョウガを合わせて、たたき風にしたが、単に刺身にしてもいい、
 外は朝方からの雨がしとしと降り続いている。
 忙しすぎて、今年はアジサイの花を見ていないのだけど、そろそろ満開だろうか。
 こんなことを思いながら「土佐鶴」を不精にも室温でやる。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、アヤトビウオへ
http://www.zukan-bouz.com/fish/tobiuo/ayatobiuo.html


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http://www.zukan-bouz.com/

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