宮城県、岩手県と地震が続いて、東北の夏は大変なのだ。
中国でも大地震があって、なんだかイヤな予感がするな。
オリンピックなんてやってる場合かね。
さて、閑話休題。
今回の主役はキタムラサキウニである。
産地は宮城県石巻のもの。
石巻は地震の被害は少なかったようで一安心。
ウニの産地からも、いろいろ考えることがある。
だからやっぱり産地の情報は大切なのだ。
1個300円なので大きめのもの、持ち重りのするものを選ぶ。
これを3個買い求めてくる。
2個はそのまま生で、これがなんとも美味であった。
そう言えばウニには白ワインが合う。
最後の一個は殻を割り、身を片身に詰め込んで、ちょっと戯れにバーナーであぶる。
焦げ目がついてなかなかうまそうな代物が出来上がった。
さて、そのお味はと言うと、いきなり半分ほども舌にのせつぶし食べてみる。
意外に見た目ほどに味がぐっと濃くなったわけでも、甘くなったわけでもない。
香ばしさもあまり感じない。いや少しだけ味が濃くなったようにも思える。
それでこんどはじっくりと舌の上にのせて、転がして、味を確かめる。
やっぱり生よりも旨味は濃くなっているし、熱を通したための旨味の変化がある。
焼きウニはゆっくり目をつぶって味わうもののようだ。
さてキタムラサキウニは夏が旬である。
8月も三陸から北海道から入荷は絶えないだろう。
懐が暖かければ、酒の肴に一、二個はりこんでみてはいかがだろう。
ペットボトルの飲み物を節約して、二日で一個は楽しめる。
ちなみに本日の酒は滋賀県の「琵琶の長寿 純米酒」。
日本酒には焼いた方がより相性がいいようだ。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、キタムラサキウニ
http://www.zukan-bouz.com/sonota/uni/kitamurasakiuni.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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