最近市場でみかける日生産の小粒ガキ。
これがやたらにうまい、ついつい買ってしまう。
備前市日生町は隣はもう兵庫県赤穂で、岡山県でもっとも東に位置する。
島と複雑な入江が、豊かな魚貝類を育てるのだろう。
全国的にも有名なカキの産地となっている。
仕事を終えて帰宅が11時半。
小腹がすいているし、軽くいっぱいやりたいところ。
さて、冷蔵庫に1パックの生ガキ。
生食用だけど、すでに夜遅い時間なので鍋に仕立てる。
ねぎをたっぷり刻んで、マガキを大根おろしで洗う。
日本橋にある新潟県アンテナショップで買い求めた麹の多い甘口米味噌。
これを酒と味醂でねり、少量の昆布だしを加える。
鍋は業務用の最小のもの。
弱火に掛けて置いてシャワーを浴びるのだ。
さっぱりしたら、小鍋がぐつぐつと煮えている。
酒のアテなのでここにカキを全部放り込み、すぐに刻みねぎも盛り上げるようにする。
この甘味のある味噌とカキのなんと相性のいいことか?
カキには適度な渋みがあり、その渋みがあるから甘さが感じられる。
また甘味と渋みにふっくらした身の食感。
これらが相まってマガキのうまさとなっているのだ。
マガキとみそ味の汁とねぎを一緒くたに、れんげですくいながら食べていく。
合わせるのが多摩自慢の本醸造。
ぬる燗にして二合ほど。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マガキへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/pteriomorphia/kaki/magaki.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
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2008年12月24日の改訂記