クロシビカマスの子を干物に

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 『高野水産』で高知県産マアジの箱の中に混ざっていた4、5匹のクロシビカマスの幼魚をいただいてきた。
 撮影した後には、開いて振り塩。
 ビニール袋に入れて密閉して一日寝かせる。
 後はやや強く干す。
 魚には生干しして、軟らかい方がうまいものと、硬干ししてうまいものがある。
 ボクの考えではクロシビカマスの幼魚は硬干しして美味だ。

 ほんのり焼き目のつくほどに焼く。
 成魚の脂は望めないが、風味があって、十二分に旨味がある。
 ご飯にも合うし、酒の肴にもいけそうだ。

 ときに定置網などにまとまって入る、ようするに雑魚ともいえそうなものだが、まことにうまい。
 これを神奈川県小田原では「ケンケラケン」といい干物にして珍重するという。
 小田原という土地には「オシツケ(アブラボウズ)」といい、独特の魚食文化がある。
 なぜか小田原に行ってみようか、なんて思う春の宵なのだった。

2009年3月26日
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、クロシビカマスへ
http://www.zukan-bouz.com/saba/kurotatikamsu/kurotatikamasu.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
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このページは、管理人が2009年4月 5日 13:12に書いたブログ記事です。

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