8月15日のこと

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 早朝4時前に我が家を出たのは、本日がお盆の最終日であるため。目的地は群馬県東村。ここは桐生から渡良瀬川をさかのぼった村。もう少し上流には栃木県足尾町がある。
 この村にはネットで調べても産業も観光地もない。あるのは巨大な草木ダムだけである。その草木湖まつりというのに行ってきたのだ。祭りが嫌いなのでこれはまさに天災。
 思ったよりも道は空いていて東村の草木ダムの管理事務所(ここに勝手にクルマを止めた)についたのが7時過ぎ。草木湖まつりは午前10時から。巨大なダム湖を眺めながらこの3時間をいかにしてつぶすかを考える。
 考えた末に3時間だけ、生き物の旅をすることにした。下流域よりも上流が面白そうなので漠然と山道をさかのぼる。残念ながら杉林ばかり(社会保険庁が明らかに犯罪者集団であるとの認識は国民総てに行き渡っているが、我が国で森林や植林を行っている林野庁などがもっと悪質な天下り集団であるというのはあまり知られていない)で道沿い以外は広葉樹が見られない。この広葉樹にはたくさんのマタタビやサルナシがある。樹林から見える渡良瀬川、その渓谷が吹き出している清々しい空気を楽しんで、村に降りてきたのが、10時前。駐車場にはフリーマーケットを出す人たちがたむろしている。巨大なキャンプカーやイラストの描かれた4WD、その持ち主の出で立ちから独特のまがまがしい臭気を感じる。どうもこの人たちフリーマーケットのプロであるようだ。
 祭りがなかなか始まりそうにないので、「わらべ工房」というのに行ってみる。ここがなかなか優れもの木工体験がまず安い。これで子供達は充分に楽しんだようだ。また銀杏のまな板が1個千円というのも破格である。年々時間がなくてまな板を削る暇がない。今使っているまな板には申し訳ないが選手交代してもらおう。
 会場にもどり、昼時を過ぎているので「海洋センター」という不思議な名前のプール前で地元の方達が出している出店で昼食をとる。焼きそば、鶏の唐揚げ、群馬名物の焼きだんご、モツ煮込み、それと生ビールで3500円ほど。これはテキ屋よりは安いのではないか?
 会場にもどり、子供達のマスのつかみ取り、マスの塩焼きの整理券をもらい(これ無料)、フリーマーケットを回る。ここでがっかりさせられたのが地元の産物がまったくないということ。店を開いているのがいかにもその道のプロ然としているヤカラばかりで並んでいる物もくだらなさを通り越している。はっきり言ってフリーマーケットは嫌いだー!
 マスのつかみ取り、流しそーめん、うちわに画を描くなど総て無料なのは水資源開発公団のお陰なのだろうか? 私的に考えるなら末端職員は決して悪人ではないのだろう。この独立行政法人をして悪臭を漂わせているのは天下り役人とそれにくっついて「悪」を働いている自民党の代議士だけに違いない。
 2時半過ぎに東村を後にする。道の駅や伊勢崎市の農協の直売所などに立ち寄り自宅に帰り着いたのが8時前。恐れていたUターンラッシュはなかった。


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このページは、管理人が2005年8月16日 07:32に書いたブログ記事です。

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