8月18日のこと

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 朝方、腰痛を堪えて起きあがると6時前。メール・掲示板のチェック、寿司図鑑。画像の貸し出し依頼を片づけて、朝食を作る。
 家人がマルハの「骨までおいしい魚」を食べたいというのでイワシの煮つけ、納豆、豚の醤油漬け、めかぶ、具だくさんみそ汁、ご飯。
 8時過ぎまで寿司図鑑作成、アップ。
 八王子魚市場には8時半過ぎに到着。鈴木さんのところに石川県産のバイ。これを見ていると八王子の魚屋茂さん(魚茂)が寄ってくる。ひとしきりバイの話をして、こんどは茂さんの自慢話。「昨日は魚がなくてさ、刺身も少なかったんだよ。出したのがね。マグロでしょ、カツオに締め鯖、甘エビに、………、後は鰺のたたき。ちょっとさびしかったね」。それだけ出せば充分だろ、このヤロ!
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 バイは小振りでうまそう。これを迷うことなく購入。鈴木さんがバイを袋にいれながら「今年は安いよね。去年なんて高くて買えなかったんだよ」だって。確かに日本海のバイは高くキロあたり1800円まで下がれば安いとビックリしていたはず。それがことしは1400円や1500円が当たり前。
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 八王子綜合卸売センター、八王子総合卸売協同組合ともちょっと寂しい。そのなかで高野水産は健闘している。珍しい香川県産のマツダイ、ウメイロ、キハダにメジマグロもある。ここでマツダイをゲット。マツダイは刺身が絶品なのだ。
 いろいろ仕入れて、駐車場にもどると、正面に元本郷・鮨忠の若旦那が手を振っている。なにやらわからず、出てみると、「フロントガラスに貼ったステッカーわかりますか?」だって。小林克也だFMなんとかだって聞いてもわからんものはわからん。こんなもの貼るよりももっとうまい寿司を「握れ!」。
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 帰宅途中に旗野農園で枝豆。
 帰宅は10時前。「お父さん荷物が届いているよ」と太郎にいわれて沼津からの荷物を大急ぎで開ける。中にいたのは初めて見るフグ。調べるとモヨウフグである。これはデカイ。だいたい4キロ近くありそうだ。モヨウフグはもっとも巨大になるフグであり、また毒性も不明である。
 大急ぎで撮影を済ませて、高野水産へ運ぶ。ここにはフグ調理師がふたりもいるのだ。このふたりがモヨウフグを前に「捨てな」と一言。「たしか東京じゃ調理できないはずだよ」とのこと。残念無念! それでも諦めきれずにモヨウフグの回りを回っていると、恐いお千代に「食べたいなら食って死ね!」と言われて仕方なく去る。
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 モヨウフグは初めて見るフグで、しかももっとも画像の欲しかったもの、まあこれだけでありがたいと思うべきか?
 帰宅すると仕事がなくなったと連絡がはいって、突然の空白に1時間ばかりうたた寝。
 簡単にお昼を済ませて、午後からエビジャコ科の改訂。そして画像の貸し出し。こんなことで夕方となる。
 夕食はバイの煮つけ、きゅうりとベニズワイの酢の物、マツダイの刺身、ラザニア、たっぷりの枝豆。
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 夏ばてのためにゆったり食事をして、9時からエビジャコの改訂を続ける。11時過ぎにはダウン。な〜んにもまともにしないで過ごしてしまった後悔いっぱいの一日となる。


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このページは、管理人が2005年8月19日 07:06に書いたブログ記事です。

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