8月24日のこと

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 一気に秋が来たようだ。ぐっすり眠って起きたのが6時前。寿司図鑑の魚を決めて作成。メール・掲示板のチェック。
 朝食はありきたりのもので済ませる。ご飯がどうしても喉を通らないのは寝不足のせい。
 午前中は仕事、画像の貸し出し、サイトの改訂、ブログをアップ。
 この間、ことことと塩昆布を炊く。ちなみに関西では「煮る」と「炊く」の使い分けはなく、野菜も「炊く」しご飯も「炊く」、塩昆布も「炊く」のだ。これはおでんを「関東炊き」と呼ぶのに通じる。
 我が家の塩昆布は水、酒、砂糖(保存を考えるなら水飴)だけで作る。そこに必ずはいるのが青い山椒の実。これが近年、山に行けなくなって冷凍庫に在庫がなくなっている。
 9時に調味料と昆布を入れてとろ火で3時間。このとろ火で炊く時間は昆布によって違っていて、ナガコンブなので3時間。日高昆布なら2時間もかからず炊ける。オニコンブや利尻昆布はお客が来たときにだけ使うために、未だ塩昆布を作るほどたまったことがない。日頃の出しにたっぷりの利尻昆布を使うというのも贅沢でいいな。でも関東の水では利尻昆布のうまいだしはでないわけだから水も別途購入しなければならなくなる。そんな贅沢な日は来ないな。
siokobu.jpg
 炊き上がったばかりの塩昆布で残りご飯を一膳。ご飯がなくなっても塩昆布を食べ食べ茶を飲むほんの数分の幸せな気分が例えようのないもの。これは塩昆布をつくる人だけの特権。

 正午過ぎに天気予報を気にしてバスで駅に。
 仕事は9時半過ぎまで。
 途中夕食を神田猿楽町『松翁』でとる。ぽかんとあいた時間に『十四代』を一合ほど飲みながら、焼きみそ、枝豆、焼きナスを肴に天ざるでしめる。天ぷらは活けの小アユ、トウモロコシ、みょうが、シイタケ、鱧。小アユは絶品であったが鱧はぜんぜんだめ。やはり鱧は西で食え? かな。
 帰宅は11時過ぎ。メール・掲示板のチェックなどして0時前にダウン。


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このページは、管理人が2005年8月25日 10:09に書いたブログ記事です。

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