8月8日のこと

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 今はいちばんサイトのことをやっていられるとき。エビの改訂をしたり、千葉県和田町のクジラ解体をアップしたり。そして簡単な昼食を挟んで仕事をして。ちょっと苦しんで。またなんだか切なくなって。これはどうしてかというと、自分でもわからない。フォークルセダーズの「悲しくてやりきれない」を映画「パッチギ」で聞いたせいだろうか? どうもこれは体力も気力もなくなりつつあるお父さん特有の現象なのかも知れない。
 3時になってサーモントラウトを仕入れていった八王子市小宮の『スーパーイシカワ』へ身を少し分けてもらいに行く。
『スーパーイシカワ』は八王子どころか関東でも屈指の魚屋のひとつである。総合食料品店ではあるがその刺身の種類が半端ではない。ぼうずコンニャクの口車にのってカゴカキダイやササノハベラ、オキナヒメジやキビレカワハギ、数え切れないほどの魚貝類を扱っている。たぶん刺身の種類では関東一だろう。
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まだ3時過ぎで刺身は並んでいないが魚だけでもすごい種類だ。特にこの日に選んできたのが北海道産のサラガイ。これを選べるのも本当は凄いことなのだ。
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ここでサーモントラウトを分けてもらい、大急ぎで八王子市北野の『市場寿司 たか』に向かう。押っ取り刀で駆けつけたら中には兼友さんがいて、ビールを飲んでいる。そのゆったりした時間を邪魔して、さっそくサーモントラウトを握ってもらう。これがとろっとして甘い、うまい。それで慌ただしく帰ってしまおうとしたら、
「いいのかい、ここに高野水産で仕入れたすごいイワシがあるんだけどね」と引き留められて、目の前に出された小イワシの寿司が凄いというかビックリするぐらいに美味。
 これは三河湾大浜港から一色の毎味水産が荷を出してきたもの。毎味水産の社長は懐かしい人。また会いたいなと思っていたらまさに絶品の小イワシを送ってきてくれた。
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美味なものばかり食べて、渋いお茶を飲んで、こんな至福の時間があっていいのだろうか? それでも4時を遙かにすぎてゆったりとしていられない。
帰宅後、明日が早い家族のために夕食は6時前。家族の食事を見ながら宮崎県日南市浜乃茶屋さんから頂いた「だくまえび(ミナミテナガエビ、ヒラテナガエビ)」の焼いた物を魚に島根の銘酒「王禄」を飲む。本来は仕事の端境期にあたりゆったり出来てもいいのに、なぜにこんなに忙しいのだろう?


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このページは、管理人が2005年8月 8日 21:16に書いたブログ記事です。

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