さて、先週買った本、筑摩書房の『定食バンザイ!』(今柊二)に触発されて、ボクのお気に入りの朝ご飯をここで一発。土曜日とか天災に見舞われた日の朝ご飯は八王子綜合卸売センター『市場寿司 たか』で豪海投げ込み丼(500円。昼は600円)か八王子総合卸売協同組合、『光陽』の定食と決まっています。
その『光陽』でのお気に入りが「モツ煮込み定食」。みそ風味のとろっとしたモツ煮込みのスープでご飯をわさわさかき込み、合いの手にモツをじわりしわりと噛みしめる。その濃縮された塩分濃度の濃いエキスと真っ白なご飯、これを口いっぱいに充満させて乾いた身体と心を充足させるのだ。
これで600円は安い。この定食にはみそ汁もお新香もついていて、我が本心としてはこんなものいらないのだけれど、「定食にするのね」と聞かれると「ハイハイ」と答えてしまう。定食にするぐらいならご飯とモツ煮込みのスープを大盛りにしたいぞ〜〜〜。
……『定食バンザイ!』はどう考えても食に関する本ではない。思うに定食にからめた私小説ともエッセイともつかぬものと考えるべし。
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