1月14日(土曜)の市場便り

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 曇り空、気温は久しぶりに高く穏やかな日だ。道はすいていて16号に出てもクルマが見えない。
 土曜日にしてはやや遅めの7時半に八王子魚市場に到着。少し活気があるように思える。
 特種に千葉県銚子から見事なアカムツ、ヤリイカはたっぷり来ている。香川県漁連の活けじめ養殖マダイが箱でキロ/500円なのに驚く。『源七』には国産の生メカジキがドデーン。

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八王子魚市場のダイちゃんや鈴木さん。こちらにはあまり一般客は来ないのでホット一息

 八王子綜合卸売センターに回わると駐車場はすいている。八百屋のビックリ屋が最近混むので早めに三つ葉、水菜などを購入しておく。八王子総合卸売協同組合に回り『丸幸水産』に来ると三河湾からアオメエソ(目光)。マイワシが驚くことにキロ/1800円もする。ただものはずば抜けてよく、思い切って買いたくなる。それを見ていたクマゴロウが「こっちを見てみな」と開けた箱には超大羽(25センチほど)がある。クマゴロウ偉い! またよく見ると輸入あんきも(キアンコウの肝)がキロ/600円である。『丸幸水産』は水産加工品も多く小売り用に切り身もあるので一般客にも面白いかも?

 朝食は『光陽』でモツ煮込み定食600円。店の前には激安の白菜(100円)を待っている人の折り畳み椅子。「白菜に並ばなくてもいいんじゃない」と光陽のお母さん。

 八王子綜合卸売センター、『高野水産』に来ると、土曜日恒例の膨大な荷が下ろされている。またこれが安い。活けのウマズラハギがキロ/1500円なので購入。ふと見ると徳島県沖洲『徳島魚類』からシログチ。ここにぽつんとコイチが混ざっていたので撮影用に購入(キロ/500円)。マコガレイ、わらさ(ブリの60センチほど)、ヤリイカ、千葉県富津の白みる(ナミガイ)、青つぶ(ヒメエゾボラ)、ムール(ムラサキイガイ)、まつぶ(エゾボラ)なども安い。見ていて漁師さんが気の毒になる。
 ぼんやり眺めていると高野社長が「どうだ凄いだろう」と自慢する。間違いなく凄い。

 卵屋で卵を購入。ふと前の『市場寿司 たか』の横を見るとカップの自動販売機が入っている。卵屋のお姉さんが「やっぱり温かいコーヒーはいいわね」というのでつられて一杯。確かにうまい。『南京軒食品』でラーメン玉、スープ。ここのお姉さんに「オマケして、またオマケするからね」と言われる。とにかくありがとう。『大商ミート』で豚三枚肉。考えてみると『大商ミート』なんていつもオマケしてくれる。時々買った肉よりもオマケでいただいたものの方がよいときもある。ありがとうのありがとう! 『藤原商店』にうまそうなおせんべいがあって、これに惹かれて立ち止まっていると、おじさんが「おはよう」というので「おはよう」と言って帰途に着く。我が家は揚げ餅だらけなのだ。


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このページは、管理人が2006年1月15日 08:30に書いたブログ記事です。

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