1月20日(金曜)の市場便り

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「明日は雪だってね」、市場にはいると知り合いの寿司屋に声をかけられる。「知りませんよ、気象予報士じゃないし」。こんなことを話していると、市場のそこここで雪の話。どうも今日は荷が少なくてみな暇を持てあましている。
 近海にはマダラ、白子、キアンコウ、むいたウマズラハギ、スズキ。特種で八王子上一部町『鮨富』さんがうまそうになにやら食っている。
「うめーな、これ」、見ると三重県鳥羽産のしらすの釜揚げ。「これひとつもらうよ」と一枚坂本君に差し出す。坂本君が下のにしますというと「おれいっぱい食ったからこれでいいよ」。こんなところが富さんのいいところ。「でもこれ試食用なんすよ、コレ」というと「そうか、もっと食うか」だって。この鳥羽産しらす、うまい。
 そのとなりに500グラムパックの白子(根室「マルカツ 福島商店」)があり、1500円。これを選んでいると、また富さんが「おれにもくれ」といってニコリ。白子、しらすが人気の場内である。

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タラがいっぱい。冬だな!

 八王子総合卸売協同組合、『丸幸水産』に見事なだるま(ケンサキイカ)がある。ケンサキイカは夏が旬だと思うが冬もうまい。産地などを聞こうとクマゴロウを探すがいない。八王子綜合卸売センター『総市水産』には船橋からスズキ、青森県下北半島からクロソイ。

『市場寿司 たか』でマダラの白子、アブラツノザメの煮つけ、酢締めの握りを撮影。アブラツノザメは煮つけた方がうまい。ワサビの代わりに山椒を使う。白子は当然のことだがうますぎる。

 帰途、高幡不動の『三河屋豆腐店』で木綿豆腐と木の葉がんもを買う。帰り、高幡橋を渡り、浅川沿いを豊田に入る。ここは道幅の狭い不便な通りだったのだが、新しく出来た住宅地にむかって広い道路がつながっている。この辺りは東豊田と地名はあるものの、一面の田園地帯であった。


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このページは、管理人が2006年1月21日 10:40に書いたブログ記事です。

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