. 市場に入った途端にほとんど空の発砲が目に飛び込んできた。火曜であるが、明日は休市。奥の近海にもなにもない。ダイちゃんに「ほとんど売れてしまったの」ときくと、首を横に振って「アジなんか7500円(箱)なんすよ」と指を差す。京都からのもので半箱だけ残る。さごち(サワラの幼魚)、マダラ、キンメダイ、屋久島のハマトビウオなどがあるが、今日入荷したものなのかわからない。
この値段がつくと魚屋は商売にならない。それでもマアジは必須アイテムなので、我慢して仕入れるわけだ
八王子綜合卸売センター、「高野水産」に久しぶりにアカドンコ、そして、ごっこ(ホテイウオ)。やはりここにも魚はない。何気なくビックリ屋をのぞくと中国産の竹の子。1箱650円というので買ってみる。
『市場寿司 たか』に行くと、たかさんスズキを卸している。そこに神奈川県横須賀市佐島の魚を持ち込む。ナガニシ、佐島・大楠漁港でいただいたヒラメ、のれそれ(アナゴのレプトケファルス)の握りを撮影。のれそれ、思った以上に美味。ヒラメも小振りなのに旨味がある。そげ(小さなヒラメ)が好みであるという、たかさん曰く「これなんかお客にはあんまり出したくないな」だって。
そんなやりとりをしていると神奈川県津久井町の居酒屋『浜長』さんがやってきてお土産に握りを注文する。店は休日なのだが明日が休市なので来ているのだ。また、この『浜長』さん、どうもかなりの愛妻家のようである。
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沼津『魚河岸 丸天』いわし天丼 980円