菜種梅雨とでも言うのだろうか、天気がぐずついている。曇り空、市場に向かう。
八王子魚市場、貝も魚も少ない。めぼしいものがないなか、今年もハマグリが並んでいる。先日のシンポジウムで韓国のシナハマグリ大産地、セマングムが干拓によって瀕死の状況に陥りつつあることを知ったばかり。産地を見ると中国産ばかり。オマケに『アジアの浅瀬と干潟を守る会』の山本茂雄さんから畜養のハマグリは身が痩せていてまずいと聞いたばかりなのに四日市の『J&T』という会社のものは「活かし蛤」なんてあるし、産地も明記していない。このシナハマグリも中国産だろうな。
ハマグリをめぐる状況は厳しすぎる。本来のハマグリは有明海、大分などに残るのみ。あとは食用とするには少なすぎる。そして韓国のシナハマグリも同様の状態に陥りつつある。また中国だって急速な経済発展がすすむなかいつシナハマグリがとれなくなってもおかしくない。後数年するとここにミスハマグリが並ぶ可能性がある
『源七』に回ると千葉県勝浦から見事なカツオ。勝浦の「十一」。『海老辰』には山口県宇部からオオマテガイ。
八王子綜合卸売センター、八王子総合卸売協同組合ともに荷が少ない状況が続く。
『市場寿司 たか』でカンテンゲンゲの握りを撮影。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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