川越の旅 4月29日

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 トイレに起きて時計を見ると8時となっている。驚いたな3時に寝て、5時間熟睡。疲労はとれている気がする。慌ただしく朝食を作る。カナガシラを煮つけに、サラダも作る。
 朝食はキハダマグロの心臓の煮つけ、カナガシラの煮つけ、ハンバーグ、サラダ、きんぴらごぼう、めかぶ、具だくさんみそ汁、ご飯。

 11時前に家を出て、歩いて北八王子の駅を目差す。ゆっくり歩きすぎてやっとこさ11時20分の八高線に間に合った。八王子、高崎間をぐるっと回る単線、八高線は拝島を後にすると武蔵野をゆったりゆったり進んでいく。その原っぱ、川、山の美しいこと。そんなときに飯能の手前で駿河台大学の異様には驚かされる。
 川越駅を出て、バスで行くべきか、歩くべきか……、考えるのも煩わしいので、とにかくだいたいの方向を決めて歩き出す。そして道を尋ねながら、そして迷いながら喜多院(徳川家光と関わりが深いんだったかな? また松平信綱が川越藩主だったはずだから、松平家の墓所なんだろうか?)に至る。

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 喜多院を出ると、もうここは「小江戸」である。大正・昭和のスレート造りの建物、江戸の蔵が立ち並ぶ道筋。かなりの人出、その混雑にどんどん深入りしていく。家族はこんな人混みが大好きなのだ。喜多院を出てすぐの和菓子やでさつまいもソフトを買い、どらやきをぱくつき、またまた和菓子屋に入る。古い蔵の街並みを過ぎて、駄菓子屋横町。子供達はソースせんべい、鯛焼きにたこ焼きと、ず〜っと食べてばかり。これを味見させてもらうと、みな味わい良し。やるな! 川越。

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みそだれの焼き鳥は埼玉ならでは。発祥は東松山

 中央通りの「大松」でみそだれの焼き鳥(埼玉では東松山風という)。時の鐘の入り口の酒屋で「小江戸藏の街 地ビールNo.1」をぐいっと飲み。駄菓子屋横町では古めかしい店内でしょうゆ味の「焼きだんご」を肴に「さつまいもラガー」を2本。街を歩きながらどんどん酔っぱらっていく。

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駄菓子屋横町は大混雑。オヤジは息苦しい

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古めかしい駄菓子屋の奥でサツマイモラガーを飲む。ちょっと気分が浮いてきたぞ

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川越の焼きだんごはさっぱりしたしょうゆ味。これは肴になるのだ

 駄菓子に夢中になり家族はてんでんばらばらに楽しんでいる。ひとりっきりで街をそぞろ歩き「深井屋」といううなぎ屋で熱燗を1本、鰻重。この鰻重、けっしてうまいもんじゃなかったが、こんな一人っきりの午後、小江戸で昼酒というのは極楽極楽。
 うなぎ屋の前の「さいたまco-op」をのぞいて、あまりにばからしい品揃えに怒りを感じて、家族に合流する。「さいたまco-op」はたんにつまらないバカスーパーでしかない。だいたい「co-op」ってなんのために存在するのか?
 結局5時過ぎまで街歩き。喜多院にもどり、「小江戸巡回バス」に乗りもう一度街を巡りながら川越駅に帰り着く。お菓子に豆腐に豆、駄菓子、納豆、ワンカップ。「これ以上持てないよ」と泣く太郎の頭を殴りつけて、やっと八高線に乗ったときにはほっとしたな。ここで今週溜まりにたまった疲労感がどっと押しよせてくる。
 帰宅は7時過ぎ。やっと風呂に入って家族全員ダウン。


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このページは、管理人が2006年4月30日 11:35に書いたブログ記事です。

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