愛知県豊川市「京楽軒」のうなぎ丼

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 豊川稲荷の門前で考えた。「せっかく寄り道したのだからうまいもん食いたいやないか?」。豊川稲荷で「いなりずし」。これが少々、もの足りない。門前町を歩くとき目に付いたのが鰻屋、そして香ばしい香り。愛知県豊川市では地焼き【蒸さない】か江戸前風【蒸す】のかも実際に食べてみないとわかりませんわな。
 豊川稲荷に近い、それこそ境内から見えるところにも何軒かあるが、これは土曜日だしさけたい気分。それで青い稲妻号で豊川稲荷から離れること30秒。鉄筋コンクリートの硬質な造りだが、どこか「うまそうな」店構えのうなぎ屋を発見した。
 この「京楽軒」店頭で品書きを見て、気に入ったのが鰻丼のあること。しかもいちばん高い「うなぎ定食」が2400円、いちばん下の「うな茶漬け 並」は750円であるから関東の鰻屋よりも安い。観光地にあってこの値段なら安心できる。
 店にはいると正面奥に厨房。さかんに団扇が動いている。若い娘さんのお客を迎える態度も悪くない。4人席に陣取るとすでに腰掛けている方に「うなぎ丼 梅 1150円」が運ばれてくる。「梅」でもいいかなと思ったが、せっかくだから「松 1500円」にする。
 待つこと15分以上。これは「蒸し」であれば予め蒸しの行程まで仕上げて作り置いた物。地焼きなら生から焼いたものだろう。地焼きならいいな、と思ったらまさに地焼き。一切れ口に入れるとやや硬めの蒲焼きの皮が香ばしい。タレはやや甘口であるがサラリとしているので丼一杯ではもの足りないくらいだ。1500円でこんなにうまい「うな丼」を食えるとは思っていなかったので感激する。きも吸いも塩加減もよくいい味わい。これでお新香がよければパーフェクトなんだけどな。

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京楽軒 愛知県豊川市西本16 電話0533-86-2902
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このページは、管理人が2006年4月10日 08:03に書いたブログ記事です。

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