なぜなんでしょうね、居酒屋で竹輪の天ぷらを食べてから大好物になってしまって、独身なのに朝ご飯にちくわの天ぷらを食べていた。考えてみると学校を卒業してすぐのことだからかれこれ25年も前のことだ。
徳島で竹輪というと竹ちくわ。弾力のあるもので生のまま食べるのが普通。それが上京して出合ったのが地が灰色で皮が火ぶくれになって焦げているもの。これは生じゃまずい。でもおでんの竹輪はうまいんだな、とは思っていた。そんなときに四谷の居酒屋で食べたのが竹輪天である。
この竹輪天、近所の居酒屋「開花」がイヤイヤ作ってくれるが、その言い草がいい。「嫌だね。オレ嫌い。こんなもの料理じゃない」。それじゃメニューから外せばいいようなものの「意外に人気があってさ」だって。それほどにざっかけない庶民的な味わいなのだ。
竹輪は斜めに輪切りにする。居酒屋などでは経て半分に切っているが、あれは嫌い。それに小麦粉をつけて、小麦粉だけの衣で揚げる。出来るだけ衣を厚くつけて揚げるのが好きなのだけど、最近はカロリーが高くなるのでやめた。これにウスターソースが合うのだ。絶対に醤油や天つゆなどで食べてはいけない。ちくわ天には絶対に、間違いなくウスターソースをじゃぼじゃぼかけて食わねばならない。うまいぞ〜!
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
キハッソクのページを追加 後の記事 »
茂さん、梅雨にサバで悩む