ぼうずコンニャク、カマスザワラと格闘す

0

kamasuza0691.jpg

 朝方8時前、慌ただしく我が家を出た。国道16号は渋滞中、なかなか前に進まない。やっと北野で右折して、これも国道16号に入る。左手に東京工科大学。この大きな品のない建物の周りの草むらから秋の気配。そう言えば16号は八王子のあちらこちらにあるように思える。どっちが本物の16号なんだろう。
 片倉の運送屋で沼津の菊地さん(沼津の魚の達人、菊貞・山丁 菊地利雄さん)からのでっかい荷物を受け取って『市場寿司 たか』に持ち込む。出てきたのはシイラとカマスザワラ。ともに尾ビレと頭をとってしまっているが、それでも重い。

tatajaja069.jpg

 市場の寿司屋なので『市場寿司 たか』には魚を下処理する場所がない。流しは最小限、そこにカマスザワラの胴体を持ち込むと左右がきりぎりなのだ。「もっと小さいのを持ってきてよ」というたかさんの呟きは聞こえない振りをして、やっと出来上がった握りは「????????」だった。

 市場にはそんなことで10時過ぎまでいた。そこから帰宅、あっちこっちに連絡をとってメールの返信をすると時刻は11時近い。

 そこからめちゃくちゃ、てんやわんやに台所でカマスザワラの料理を作る。味見に塩焼きにするがうまくない。それで腹身は煮付け、背の肉はフライ、みそ漬けを作る。みそ漬けは「伸優」で買った安い信州みその甘口。ここにどぶどぶに日本酒を入れて、味を見ながら砂糖を加えて漬け地とする。出来上がったフライと煮つけでお昼ご飯にする。

kamasuza0692.jpg

kamasuzafly069.jpg

 出かける時刻まであと1時間弱。
 このフライがなんともあっさりして、しかも魚の旨味も感じられる。この旨さは、寿司の味わいからは想像ができないもの。煮付けもいいのである。どうもカマスザワラは生ではなく熱を通した方がいいみたいだ。そこから外出の支度をして1時過ぎには外出。駅まで自転車をこぐと息切れがする。
 中央快速で熟睡。お茶の水、帰りに秋葉原で買い物。ちょっと無駄歩き。帰宅は10時前。

kazasazumisoduke.jpg

misoduke069.jpg

 みそ漬けを取りだして1つだけ焼いて味をみる。驚いたことにこれも絶品なのだ。この一切れのために新潟の「能鷹」をいっぱい。
 朝方から撮影した画像を整理して時刻は時刻は0時近い。最近起床は6時前。ボクは絶対に7時間寝ないと頭が働かない。早く布団のもぐり込むべく、烏の行水。すんなり眠りに落ちるために、「能鷹」をまたいっぱい。もういっぱい飲むべきか深く深く悩む。

●市場魚貝類図鑑のカマスザワラへ
http://www.zukan-bouz.com/saba/sawara/kamasuzawara.html


このエントリーをはてなブックマークに追加

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.zukan-bouz.com/mt-app/mt/mt-tb.cgi/1139

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、管理人が2006年9月16日 09:51に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「静岡県三島市本町「魚貞」もろこと格闘す」です。

次のブログ記事は「フトヘナタリ科を改訂」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。