年越しに食べたもの

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 年末は家人とふたりだけだったのでお節も作らず手抜き料理で済ますつもりだった。それが宇和島市の「薬師神蒲鉾」さんから、また鹿児島のわかしおさんから、うまいものをいっぱい頂いてにわかに豪勢な夕食となったのである。
 やはり薬師神さんのところの竹輪蒲鉾はひと味違う。とくに素晴らしかったのが「手焼きちくわ」である。家人がほとんど一人で食べてしまって恨めしくさえ思えた。また、じゃこ天を炭火で焼いたのがしみじみうまい。ほんのコップ一杯の日本酒が恨めしい。

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 それと鹿児島地鶏の刺身。去年もわかしおさんに頂いて感激したのだが、これは何度味わっても魅力的だ。ほかには旗野農園のパクチョイと薩摩地鶏の切り落とした端っこを使ったたきもの。ほっき(ウバガイ)の湯引き。またほっきのヒモや貝柱でおからも炒ってみた。
 明らかに胃の具合が悪くて今年は酒をほとんど飲めない大晦日なのだが口福感をたっぷり味わえた。

 家人恒例の紅白歌合戦。今年はふたりっきりなのでつき合わないわけにはいかない。でも9時過ぎまで見ていて知っている歌手というのが美川憲一と森昌子だけ。ふたりとも大大大嫌いなので憂鬱になる。ボク一人なら断然3チャンネルを見ている。
 それから11時過ぎまでメールや雑事。年越しそばは山形県の「小川屋」の乾麺を使った鴨南そば。画面は行く年来る年なんだろうか? 家人がこんどはアイドル番組にしたのでパソコンの前に戻る。少しだけ「東京のさかな」の校正をする。

 そしてまたまたテレビの前まで戻るとNHKでさだまさしがディスクジョッキーのテレビ版のようなものに出ている。これ昔の「セイヤング」のようで懐かしい。
 ここで家人がビールを出してきた。ビールくらいなら大丈夫だろうと、コップ一杯。これに沼津の「カネマル笹市」のアカアマダイの干物。これも体調からすると恐いくらいにうまい。
 久しぶりの、さだまさしのしゃべくり、非常に面白い。まったくすごい人だ。ちなみにボクの思い込みなのであるが、さだまさしの最高傑作は「交響曲(シンフォニー)」だ。この曲長すぎるのでなかなか深夜放送でもかからなかった。当然、テレビじゃ無理だよな。(これはクラシックファンの意見なのだが歌謡曲はどうして3、4分なんだろうか? それは内容は空疎だからだ。それからするといい曲なら10分だろうが15分だろうが全部流すべきだ。だいたいブルックナーなんて1曲で1時間くらいある。さだまさしの「交響曲」は10分以下ではないか)
 そろそろ2時と言うときに眠くなってダウン。

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 さて明日は胃の具合は治癒しているだろうか? 明日は安良里「魚武」の潮かつおを切り分ける日。カレンダーの前につり下げて新年が良い年であることを祈る。沼津の菊地さんに感謝しなければ。


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このページは、管理人が2007年1月 1日 16:52に書いたブログ記事です。

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