『市場寿司 たか』で沼津の深海魚をつまむ

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 生粋の沼津っ子である飯塚栄一さんは、また沼津の深海生物をもっとも知悉する。「まあ、飯塚さんにわからないことは誰にもわからないでしょう?」という沼津の漁師や仲買も数知れずなのだ。そんな飯塚さんがどっさりと沼津の深海魚を送ってきてくれた。これは『市場寿司 たか』に持ち込むしかない。
 さっそく仕込み。カナド、ソコカナガシラ、フウセンキンメにトウジン、それにヒメにホウセキキントキまである。朝っぱらから、これを全部食べてみる。やっぱりうまい。

「カナドのうまいね」
 最初に食べたのがカナドなので呟くと、
「こっちの方がいいんじゃない」
 目の前に来たのが小振りのソコカナガシラ。これは片身一かんである。

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ソコカナガシラの片身一かんの握り

「ああ、こっちの方がうまい」
「これがトドメだ」
 次に来たのがトウジン、沼津では「げほう」である。
「もう、どれがいちばんうまいのかさっぱりわからない」
 こんな混沌とした状態に陥ってしまった。

 さて、この珍しい沼津の深海魚。『市場寿司 たか』のネタケースに金曜日にはあるだろうが、土曜日まで残っているだろうか? 早い者勝ちだよ。

 飯塚さん、ありがとう。

飯塚さんの海の世界
http://www.numazu.to/sea/
市場寿司 たか
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このページは、管理人が2007年2月23日 11:23に書いたブログ記事です。

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