沼津に行くたびに必ず買って帰るのが『やいづ屋』の「あじちくわ」である。そして今回は「あじかまぼこ」にも挑戦。どちらもアジの開きでも、またアジの水揚げでも有名な沼津ならではのもの。
蒲鉾というとスケトウダラなどの白身魚のすり身で作るもの。まあ嫌みのない味わいではあるが魚を原料としているはずなのに、その旨味が感じられずもの足りない。そこに背の青い旨味のあるマアジが混ざると途端に味に深みが増す。
今回買ったのは「あじかまぼこ」だが、やはり「あじちくわ」の方がマアジの旨味が生きているように思われる。でも、これは好みの問題だろう。
他にもうまいさつま揚げや静岡ならではの黒はんぺんも人気である。面白いのは沼津魚市場冷凍部の山田さんなど「朝ご飯の前のおやつ」として「カレーボール」という、さつま揚げを毎日食べるのだという。それにつられて魚市場でもさつま揚げをつまんでみると、これも絶品である。
やいづ屋商会 静岡県沼津市下河原町63-1
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
戸田トロール滋愛丸賄い料理01 みそ汁 後の記事 »
慈愛丸での底引き網漁乗船記