市場にある惣菜塩干の仲卸は毎日見ても「あきまへんな」というくらいに面白い。そこにはまだまだ深い深い底が見えない謎があり、それがいとつひとつ解けていくのが面白いのだ。
その奥深い惣菜の中でも「若い可愛らしい???ユミちゃん」に教えてもらったのがこれである。名の「中華いか山菜」とはなんぞや。その答えは簡単至極、いかと山菜を中華風の甘酸っぱく味付けしたもの。じゃあ、なぜに「若い可愛らしい???ユミちゃん」の心を捉えるのだろう。その上「もう若くない、ややくたびれた肉屋のオバハン」までが、これにはまっているらしい。
このパッケージングが凄い。どどーんと300グラム入りとはなんと強気なことだろう。ひょっとしたら業務用にも、そして大家族にも向いているということか? 分厚いビニールを破くともの凄い量の「中華いか山菜」が出てくる。
これにまずはまってしまったのが我が妻である。「お父さん、“カロリ”に合う」なんて言っている。“カロリ”とは最近よく買う甘ったるい酒のことである。でも驚いたことに、これが開運祝酒にも合う。どうしてだろう甘くぴりっとして、すっぱく、そこにあまり旨いとも言えない食感のなくなったイカ、メンマや山菜(?)がくる。どちらかというと甘ったるいのだけれど、ついつい箸が延びる。
でも残念なことにご飯には合わない。合わないけど、主菜のとなりに、ちょっとあるとうれしい。これでは我が家全部が『あ印水産』の罠に落ちたようである。
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長崎磯の巻き貝
私もあ印さんの中華いか山菜の大ファンです。ご飯にも合いますよ例えば炊きこみご飯・油揚げにこの炊き込みご飯を入れたりとかこれからは、冷やし中華の具なんて考えると色々 それに少量パツクもありますよかったらお試しを
あいんさん、少量パックがあるとは知りませんでした。それはいいかも知れない。