最近、「平貝(タイラギ)」の入荷が目立つ。そのせいか値段もお安いのである。だから土曜日の酒の肴は「平貝」ということが多くなっている。
我が家ではまず貝柱だけにして、網にのせて強い炎で炙る。これを冷水に落として、手早く切る。なぜだか、「平貝」は少し熱を通した方がうまいと思うのだ。
でも家人は生を好む。だから二個買ったときには生と二種類作ることにしている。それで生、炙り交互に食べると、「どっちもいいな」なんて曖昧な気分になる。面白いのは家人はこれを焼き海苔でくるんで食べるのである。これではタイラギの持つ、玄妙な苦みと微かな甘味、貝くささが味わえないだろうと思うのだが、「海苔がないと食べた気がしない」のだと譲らない。
まあ、「食べる」ということは「自由気まま」でいいと思っているので、脇で太郎が「平貝」を海苔巻きにして、マヨネーズをてんこ盛りにして食べていても、見てみない振りを決め込んでいる。
それにしても我が家全員食通とは無縁だなー。
市場魚貝類図鑑のタイラギへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/pteriomorphia/habouki/tairagi.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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寿司図鑑が500かんとなりました
ぼうずこんにゃくさんのご指導で、河岸を愉しんでおります。
どうもありがとうございます。
震災前の神戸で、焼いたたいらぎに海苔を巻いたのをおいしいな、と思ったことがあります。
生でも焼いてもいいですねえ。
チョートクさん、お忙しいようですね。築地に関してはまた、次回に海外との比較などお話しをお聞かせ願いたいと思います。また大阪に行く機会がありましたら野田の中央市場と、築地を比較してみてください。そこに移転した場合の未来図があります。
また6月に築地土曜会を行いたいと思いますので参加下さい。
それとついでに7月のシーフードショーの参加も募集します。
あっと最後になりましたが、今年もタイラギはうまいですね。