江戸前寿司で「新」とつくのは「新子」の「こはだ(コノシロ)」、「新いか」の「墨いか(コウイカ)」、だけだろう? どちらにしても「今年の“新”は高いか安いか?」寿司屋がやきもきすると言う点では似ている。そして19日に八王子魚市場で見つけた「新いか」はキロ当たり5000円だった。いいものはキロあたり8000円くらいだろうから、とても手が出ない。
1匹どれくらいになるのか、「新いか」は小さくても多くの水分を含んでいるので30グラムから60グラムくらい。今回のは初見にしてはやや大きめだから40グラムくらいありそうだ。ということは1匹で1かんとしてネタの原価が200円となる。手間賃、席料、寿司屋がつける付加価値はいくらくらいだろう。まあ1かん600円くらいなら良心的だな。
庶民派ぼうずコンニャクにとって「新いか」はまだまだ先になる。これがキロあたり2000円くらいになったら『市場寿司 たか』に持ち込んで「初いか食い」をやらかす。さていつのことやら? あの軽く噛むとパリっとしてしかも柔らかい、旨味は親ほどではなくても甘味はほどほどに楽しめる。去年の「新いか食い」は9月であった。この味わいを思い出しながら「待ち遠しいな」としみじみ思うのだ。
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2007年7月12日 四国の旅01 徳島中央卸売市場に到着 後の記事 »
2007年7月12日 四国の旅02 徳島中央卸売市場の魚貝類