宮城県気仙沼市唐桑町畠山重篤さんのマガキを味わう

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 宮城県の畠山重篤さんの名は水産のことに興味があれば、だれでも一度は聞いたことがあるはずだ。マガキという水産生物(当然マガキ以外にも)と山(森)との関わりをとき、植林運動を行うなど漁業者が主導する自然保護運動の魁となった人である。

 長年植林事業を継続し、きっと豊かな栄養分、また美しい水質を保っているだろう唐桑のマガキの味わいはいかがであろう。ただただ好奇心から1個85円(卸値)を3個だけ買ってきてみる。

 買ってきて貝殻の殻頂を見ると穴が開いていない。とすると垂下式の養殖ではない。どのような養殖方法をとっているのだろう。ひょっとして地撒きしたものかも知れない。
 まあ考えるより食べてみる。大急ぎで剥き、とるものもとりあえず口に放り込む。その小粒な外見からすると想像できないほどの身の膨らみだ。そして食感があって旨味が強い。
 売り場の担当者が「厚岸と比べると買い手の評価はわかれるようです」というが“身の大きさ”を鑑みると唐桑湾の勝ちかもしれない。

 さて本日も八王子魚市場には畠山さんの『水山養殖場」のマガキがあった。この入荷はいつまで続くのだろう。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マガキへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/pteriomorphia/kaki/magaki.html


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BBっといー東北のコンテンツのひとつ「環の肖像」を更新しました。 環の肖像は、環境への取り組みを通じて、自然と人間とのあり方を考える、東北人の物語です。 第3回目は、「森は海の恋人」運動についてお伝えします。 牡蠣(かき)養殖業を営みながら、美味しい牡蠣を育てるために山に木を植える「森は海の恋人」運動を展開する畠山重篤さんに牡蠣、植林、環境等のお話を伺いました。 畠山さんは、子どもたちが学ぶ教科書にも載っている人物。環境問題に関わる人の間では、その名を知らない人がいないという存在です。 動画もありますので、どうぞご覧ください。 環の肖像:http://www.e-tohoku.jp/wa/ 続きを読む

コメント(3)

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畠山さんの養殖場の名前は「水山養殖場」ですよ。

こちらの牡蠣は以前、ブロンとマガキの両方をお取り寄せしたことがあります。

日本でブロンを作っているところは、ここだけかもしれません。

カゴだった様に記憶していたけれど。違ったかな。

いつもご利用ありがとうございます。有限会社水山養殖場です。この度水山養殖場WebStoreがOPENいたしました。夏に向けて旬の牡蠣、新商品なども掲載しております。お気軽にご利用くださいませ。http://mizuyama-oyster-farm.com 
今後とも宜しくお願いいたします。

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このページは、管理人が2007年11月15日 10:52に書いたブログ記事です。

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