マルソウダのなまり節

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茹でてザルに揚げたところ

「なまり節」とは節(かつお節、そうだ節などの総称)を作る工程で煮て、それをザルなどにあげる。それをある程度乾燥させたものをいう。

 節を一般家庭で作るのは決して難しいことではない。例えば、煮て、燻製にして、良く乾かせば出来上がりというもので、要するに至って簡単な工程でしかない。
 こうやって作ったものを「あら節」といい削れば出しがとれる。それでも作るとしたら十日以上かかるので、暮れの慌ただしいなかで、簡単そして、直ぐ出来上がる「なまり節」を作ることにする。

●作り方
1 マルソウダを水洗い。(注/「水洗い」とはウロコ内蔵などを取り、水洗いすること。これ以降、原則的に魚は洗わない)
2 三枚に卸す。
3 皮は引かないでそのまま、熱湯で完全に火を通す。(ゆで汁は、トマト煮込み、カレーなどにも利用できる)
4 ザルなどに上げてあら熱をとったら、腹骨、血合い骨を毛抜きで抜く。
5 これを冷蔵庫、もしくは外で1日干す。
6 干し上がったら出来上がり。

 自家製なまり節を作っていちばんお勧めなのが、塩コショウしてニンニク風味のオリーブオイルで焼く。
 軽く焼く、もしくは揚げて、カレーを作ってもうまい。この場合、ゆで汁は捨てないでカレーに使うといい。カレー以外にもトマト煮込み、中華煮込みにもいい。
 また煮つけにも、マヨネーズと和えてもサラダにと大活躍するだろう。
 余ったら1週間くらいしか保たないので、必ず冷凍保存すること。

 さて、なまり節はいろいろ使えて便利な食材である。最近では消費が落ち込んでいるというのを聞いたことがあるが、もったいないねー、こんなにうまいし、便利なのに。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マルソウダへ
http://www.zukan-bouz.com/saba/saba/marusouda.html


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このページは、管理人が2007年12月30日 12:57に書いたブログ記事です。

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