春を告げる屋久島からのハマトビウオ

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 ハマトビウオは別名「角飛び」。トビウオ科ではもっとも大きくなる種であり、大衆魚であるトビウオのなかではやや高値となる。
 毎年新年早々鹿児島県屋久島からまとまって入荷してくる。これが新たな年の始まりを告げるようでもあるし、厳寒の多摩地区で暮らしていると遠く鹿児島県の春を思わせる。

 料理法としては、まずは三枚に卸して皮、血あい骨を抜き。サイコロ状に切る。これをわけぎや、山菜であるウルイなどと和えるのだ。和えるのは醤油、味醂(煮きる)、柚など。
 この小鉢ものが、なんとも春めいていい。

 そして半身だけど、我が家で定番となっているのが「よしる干し」。能登半島の魚醤「よしる」はマイワシを塩漬けして、染み出してきた汁を発酵させたもの。白身で旨味に欠けるトビウオに濃厚な旨味を追加してくれる。
 この「トビウオのよしる干し」を肴に壱岐の麦焼酎というのが、素晴らしい一時をもたらしてくれる。まさに「幸せだな」という一瞬である。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ハマトビウオへ
http://www.zukan-bouz.com/fish/tobiuo/hamatobiuo.html


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このページは、管理人が2008年2月 4日 11:49に書いたブログ記事です。

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