ときどき、どさっと入荷してくるアミモンガラ

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 年に数回どっと押し寄せるように入荷してくる魚がある。例えば目立つものだとサンマだし、ゴマサバ、ときに東北のウマヅラハギ。
 そして目立たぬまでも、突然どっと来襲することで気に掛かるのがアミモンガラである。コイツは海を大挙して泳いでいるようで、まとまってとれてしまう。きっと港でもこの魚がとれると、それこそてんやわんやではないだろうか?
 アミモンガラはなぜだろう、頭も皮もとられて、鰭(ひれ)と胴体だけになって入荷してくる。しかも関東なら決まって銚子からくるもので、荷の表示に対する意識が非常に遅れている千葉県だから、丸裸の魚の正体が一向にわからなかった。そして予め、書いておきたいのは、これがアミモンガラだろうというのも鰭の形、位置と生息域から鑑みるもので、剥かれる前の姿を実験したわけではないということ。

 さて、剥くという手間をかけているのに、アミモンガラは非常に安い。この日は中型のマアジが800円(丸のまま)に対して剥かれた状態で500円(箱をばらすと600円 すべてキロ単価)なのだ。歩留まりからすると、ものすごく安い。

 これを買い求め、まずは『市場寿司 たか』に持ち込み。
 握りにして、
「うまかーねーなー」
 残念な結果となり。
 帰宅して、塩焼きにしたら、
「まずまず食べられるけど、もうひとつだなー」
 これも結果は芳しくない。干物にすればうまそうだ。
 それでムニエルにしたら、

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「ベリー美味ではないか!」
 大正解だった。

 この分ではフライ、煮つけもいけそうだ。
 とすると「アミモンガラは見つけたら買え!」ですな。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、アミモンガラへ
http://www.zukan-bouz.com/fygu/mongarakawahagi/amimongara.html


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このページは、管理人が2008年5月22日 07:39に書いたブログ記事です。

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