やはり、コショウダイはただ者ではない!?

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 鹿児島県のわかしおさんから見事なコショウダイが送られてきた。『市場寿司 たか』でさばいてもらい、刺身や握りで堪能した。
 これが市場関係者もうなるほどに美味。
 シコっとした身に、程良い甘味と旨味が調和して、朝っぱらから酒のいっぱいも欲しくなるという味わいであった。

 さて、これほどの美味であるのに、知名度が低い。低すぎるのだ。
 関東の市場を見て歩いていても決して珍しい魚ではない。
 八王子総合卸売センター『高野水産』などでは毎日のように入荷をみる。
 それなのに『市場寿司 たか』でネタとして扱うに注文してくれる人が皆無なのだ。

「その辺の中途半端な天タイ(天然のマダイ)よりも何倍もうまいんだけどね」
 たかさんが首をひねる。
 まことにこの国の人は魚にしても野菜にしても、目新しいものを嫌う傾向が強い。
 何時になったら関東でも、コショウダイが高級魚の仲間入りが出来るのか前途は暗そうだ。
 ただし最近、このような状況を見越して、珍しい魚を積極的にメニューに載せている店が出てきているという。
 このような魚は定番魚よりも安く買えるし、またお客の「なんか珍しいのない?」などというリクエストにも充分すぎるほどに応えられる。
 きっとコショウダイなんてのを積極的に仕入れる店って、ある意味、根強い人気を持つのではないだろうか?

若潮便
http://wakasio.seesaa.net/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、コショウダイへ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki/isaki/koshoudai.html


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コメント(5)

野菜、魚だけじゃなくて肉でもそうです。
牛、豚、鶏しかないんですから。
米国のスーパーでは七面鳥、羊なんぞも普通に並んでいます。

ですよねー
暴利でなくしてコショウダイなんてメニューにあったら真っ先に頼みますね
大きいのは狙ってもなかなか釣れないですし・・・

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鮟鱇さん、せつなさん、おはようございます。
最近は朝方4時台に起きていますので、元気いっぱいです。
さて、コショウダイですけど、魅力的ですよね。
「市場寿司 たか」でも出したんですけど大好評でした。
ただし、注文する人は限られてました。
まったく食べ物に好奇心が湧かない人は、愚か者ですね。

はじめまして。古い記事への書き込みですいません。

実は、回転寿司でコショウダイを食べて「つまらない味の魚だな」と決め付けていた者です。
本当はコショウダイっておいしい魚だったのですね。写真よりもっとずっと白い不透明な色だったので、季節や鮮度の関係でおいしくなかったのでしょう。

初挑戦だから失敗しないように安く試す
 →よくないものにあたって2度目はない
という典型的な悪い例ですが(苦笑)

食べ物って同じ名前でもピンキリですから、こんな悪循環もたくさんあるような気がします(養殖や輸入や冷凍やらも…)。食べる人が増えないと扱う人も増えないし、扱う人が増えないと食べる人も増えないというのはジレンマですね…しかも食べ物への保守性まであっては…

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関東の市場で見ていても、不況のせいで入荷してくる魚の種類が減っています。
非常に残念です。
多くの方に、「もっと珍しい魚ないの」とスーパーなどで問い合わせていただけるとうれしいですね。

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このページは、管理人が2008年6月 3日 10:47に書いたブログ記事です。

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