宮城県の漁港巡りの旅 序章

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 6月10日深夜から、12日まで1泊2日+アルファで気仙沼と石巻を旅する。
「きっと回れるはずだ」と簡単に計画したものの、これが至って強行軍であった。
 実際に東北道を北上し、また帰路を運転したのは江嶋力さんなのでボクにとっては楽な旅であった。
 今回の旅は江嶋さんの商談についていく形のもの。
 江嶋さんに、まずは感謝。

 ボクは疲れないはずだけど、大いに疲れ果てた。
 とにかく気仙沼漁港、石巻漁港は巨大だ。
 気仙沼漁港に延々と並んだ血まみれの「もうか(ネズミザメ)」、ヨシキリザメ。

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血まみれのネズミザメ。血まみれにはワケがある

 ベルトコンベアーで船から上げられる「とんぼ(ビンナガマグロ)」、カツオ。
 遠洋漁業の大型船がそれほど大きく見えない、それほど気仙沼漁港は大きい。

 その気仙沼が小さく思えるほど、石巻漁港は大きく長い。

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 中にはいると、端が見えない競り場に圧倒される。
 あまり入船のない日で魚は少なかったものの、それでも2、3往復するとヘトヘトになってしまった。
 宮城県ならではの養殖のギンザケ、底引き網であがった深海魚、そして定置網。
 念願のイラコアナゴ、生のギンダラがいとも簡単に手に入ったのに感激。

 そして何よりも感謝しなければならないのが気仙沼の佐藤誠さん。
 巨大な気仙沼漁港で佐藤さんの案内がなければ、とてもじっくり魚を見ることなどできなかった。
 佐藤さん、ありがとうござました。

 石巻の尾形清雄さん。
 尾形清雄さんは『天佑丸冷凍冷蔵庫』の社長であるということも知らなかった。

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尾形清雄さん。この笑顔に甘えてしまうのだ。

 だいたい、ボクは尾形さんにいろいろ教わっていただけ、それなのに石巻でのおいしいものをたくさんご馳走して頂いた。また石巻を案内してもいただいて感謝のしようがない。
 尾形さん、ありがとうございました。

 石巻では『石巻魚市場』社長の須能邦夫さんにはお世話になりました。
 魚を手に入れるに当たっては『カネキ』さん、ギンザケのことは向山さんにお聞きしました。

 作家山口瞳の言葉に「旅とは迷惑をかけることだ(正確ではない)」というのがある。
 まことに正しく言い得て妙。ボクの旅は「多くの方達に多大な迷惑をおかけする」、すなわち「迷惑旅行」そのものだ。
 今回の旅で迷惑をかけた方達に、まことに感謝。

佐藤誠さんのブログへ
http://macoco.at.webry.info/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑
http://www.zukan-bouz.com/


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このページは、管理人が2008年6月14日 05:37に書いたブログ記事です。

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