「巻繊(けんちん)」とは“巻く”とか“せん切りにする”とかいう意味がある。
主に禅宗がこの国に入ってきたとき、鎌倉時代以来使われてきている言葉だ。
現在では主に“せん切りにする”という方に重きをおいて料理名となっているようだ。
それで我が家の定番料理、「あんかけ」にも「巻繊」を冠している。
血合い骨、腹骨を取り去ったゴマサバは塩コショウして片栗をまぶして揚げる。
出来るだけカリッと香ばしく揚げて欲しい。
片やカツオ節だし(だしはなんでもいい。インスタントでも結構)を煮立たせて薄口醤油、塩、味醂で味加減。
ここにせん切りにしたニンジン、セロリ、ピーマン、シイタケを放り込む。
野菜はあまり煮ないで、もう一度味加減。
片栗粉であんにする。
皿に揚げたコマサバを置き、あとはあんをかけるだけだ。
皿の中でゴマサバをほぐしながら、野菜とあんごとすくって、ご飯にのせて食べる。
こんな簡単な料理だけど、【「魚は死んじゃっても食べない」と言ってた近所の小学生がお代わりする】くらいに、万人向きのおかずである。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、コマサバ
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