宮崎県の郷土料理「ひや汁」は地域によって作り方が違う。
例えば材料でいうと海から遠いところでは煮干しを煎ってすり鉢でする。
海からさほど遠からぬ地域では焼きアジ(焼いて干し上げた)を、また海辺なら鮮魚を焼いて作るのだ。
我が家で作るときにはもっぱらマアジの開きを焼いて、ほぐして使う。
マアジはできれば少々上等のものを用意したい。
油焼けしたようなのは汁にして苦みがでる。
これを香ばしく焼き、骨を取り除き、すり鉢でする。
ここに煎りごま、麦味噌(味噌なら何でもいい。お好みで)を加えて、またさらにする。
よくよくすったら、ここに冷やした水を少しずつ加えていく。
ちょうどよい味加減になったら、ここに青じそ、ミョウガ、キュウリなどを放り込む。
「ひや汁」というのはいたって簡単至極な料理で、できれば子供に作らせたい。
今回は高校生の太郎に作ってもらったが、いとも簡単に「ひや汁」は完成した。
氷も浮かべて、ぎんぎんに冷やして、炊きたてのご飯にぶっかけてかきこむ。
アジの干物からじわりと旨味が溶け出して、このみそ汁のうまさは例えようがない。
そこに香辛野菜のすがすがしさよ。
9月となってもまだまだ蒸し暑い日が続く。
夏バテにいちばんきくのは「ひや汁」ではないだろうか。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マアジへ
http://www.zukan-bouz.com/aji/aji/maaji.html
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http://www.zukan-bouz.com/
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2008年9月16日の改訂記