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「千葉のカツオだよ、安いよ」
総市のサブちゃんが古くさいこと言って客寄せしている。
あまり売れないらしく、ボクをつかまえて「1本(4分の1)もってってくれよ」なんて言うので、素直に600円で買う。
たぶん勝浦あたりであがったものだろう。
まだ脂はのっていない。
代わりに鮮度はいいのが取り得といったところだ。
これを素直にたたきにする。
まず味醂のアルコールをとばす(煮きる)。
ここに昨年の柚、醤油を加えて加減する。
カツオは皮付きのまま直火であぶり、氷水で一瞬あら熱をとり、平作りに。
薬味は万能ネギ、そこにすり下ろしたショウガとニンニクをそえる。
秋のカツオのように脂もないし、濃厚な旨味にもかける。
そのかわり爽やかな酸味に、シコっとした食感。
カツオの若々しい味わいに、桜はまだ三分咲き。
春なのに、底冷えした夕べで酒はぬる燗にする。
2008年3月28日
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、カツオへ
http://www.zukan-bouz.com/saba/saba/katuo.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
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