「本エビ」で“エビおこ”なのだ

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 岡山県日生名物にカキを作った「カキおこ」というのがある。
 「おこ」というのがお好み焼きのことで、ようするにマ「ガキ」入りの「おこ」のみ焼きのことだ。
 日生でこの言葉を聞いてからなんでも「おこ」をつけることになる。
 これがとてもよろしい。
 「豚おこ」、「イカおこ」、「ちりめんおこ」、「生サクラエビおこ」なんてね。
 我が姫など「父ちゃん、“おこ”作ってよ」なんていう。

 さて春休みなので子供達が朝寝坊し放題。
 ボクが市場から帰ってくる10時過ぎにやっと起き出して、「腹減った」なんて開口一番。
 こんなときはまずは冷凍庫をのぞく。
 イカの糸作り、エビの剥き身、冷凍アサリ。
 本日は姫達の好物、エビといきますかね。
 エビはエビでも駿河湾の深海にすむ本エビ(ヒゲナガエビ)。
 そんじょそこいらで食べられる代物じゃないよ。
 まるで寅さんになった気分で口上を述べまする。

 まずは小麦粉に少量のマヨネーズを混ぜ、少々の塩を加えて一定方向にかき混ぜる。
 そこに「本エビ」、キャベツ、芹、卵一個を入れてかき混ぜる。
 混ざったらもう一個卵を入れて、こんどはざっくりと大ざっぱに黄身と白身がそのままというほどに混ぜる。
 あとはじっくり焼くだけ。
 お好み焼きのうまい作り方のコツは、水溶きの小麦粉はまず作りおく、具と小麦粉は焼く直前に一定方向に空気をくるむように混ぜる。
 加えるに、そこにざっくり混ざりきらない卵をプラスするのがいい。

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 焼き上がったら高知県四万十川産スジアオノリを振り、一丁上がり。
 ほんの10分ほどで姫は「食べたよ」。
 おいおい4分の1くらいしか食べていない。
 しかし汚いなと思って残りを食べていたら、「ない、ない」、「どこにもない」。
 残り4分の3のどこにもエビが見あたらない。

2009年3月22日
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ヒゲナガエビへ
http://www.zukan-bouz.com/ebi/kudahigeebi/kudahigeebi.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
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このページは、管理人が2009年3月31日 11:14に書いたブログ記事です。

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